新じゃがのこと
新じゃがは、収穫後に貯蔵することなくすぐに出荷される、とれたてのじゃがいものことをいいます。みずみずしく皮が薄い特徴があるうえ、小粒なものが多く火が通りやすいので、丸ごと調理するおかずに向いています。
また、皮が薄くてやわらかいのは新じゃがならではの魅力。皮にはビタミンCも豊富に含まれているので、皮ごと食べるのがおすすめです。
通常のじゃがいもの約8割は北海道で生産されますが、新じゃがの春に見かけるものの多くは鹿児島県、長崎県などの九州産です。産地によって旬の時期が異なるので、ぜひその時期の旬な新じゃがを選んで味わってください。
新じゃがの韓国風の炒め煮のつくり方
新じゃがを韓国風に甘辛く味付けした炒め煮です。煮物は冷めるときに味が入るので、一度室温になるまで置いて、再度加熱するのがコツです。
材料(つくりやすい分量)
● 新じゃが | 300g |
● A | |
・ごま油 | 大さじ1 |
・にんにく(みじん切り) | 小さじ1 |
● コチジャン | 大さじ1 |
● チキンスープ | 1と1/2カップ |
● 三温糖 | 大さじ1と1/2 |
● しょうゆ | 大さじ1 |
つくり方
1 新じゃがは、皮ごとよく洗い、半分に切って面取りする。ペーパータオルなどで水気をよく押さえる。
2 Aを鍋に入れ、新じゃがを加えて中火でさっと炒める。味をみながらコチジャンを加え、香りが立つまでしっかりと炒める。三温糖を加えて照りが出てきたら、チキンスープを加える。
3 2が湧いてきたら、ふたして10分ほど煮る。ふたをとってさらに10~20分煮たら、しょうゆを加えてひと煮立ちさせる。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。
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