• 体の芯から温まる、サムゲタンのレシピを料理家で発酵マイスターの榎本美沙さんが教えてくれました。榎本さんもよくつくるというサムゲタンは、塩麹とすりおろしたれんこんを使うのが特徴。栄養価の高さも魅力です。

    塩麴でつくるサムゲタン

    皆さま、こんにちは、榎本美沙です。

    今月は、発酵食品を使った“ととのえ食”をご紹介しています。今回は、手羽元で手軽につくれるサムゲタン。我が家では、塩麹を使っています。塩麹につけることで、深みのある味わいに仕上がり、鶏肉がとっても柔らかくなります。

    すりおろしれんこんを使うのも、とろりと仕上げるポイントです。皮ごとすりおろすことで、れんこんの風味も楽しめて、栄養価も上がりますよ。

    体も温まって、香味野菜の風味でうま味もたっぷり。寒い日や胃腸をととのえたいときに、ぜひ。

    来月はおうちでのカフェタイムに楽しんでいただきたい発酵メニューをご紹介する予定です。ぜひ楽しみにしていただけたらうれしいです。

    塩麹サムゲタンのつくり方

    画像: 塩麹サムゲタンのつくり方

    材料(2〜3人分)

    ◎ 鶏手羽元5〜6本(300g)
    ◎ 塩麹大さじ1と1/2
    ◎ れんこん100g
    ◎ 長ねぎ1本
    ◎ にんにく、しょうが各1片
    ◎ A
    ・ 松の実、クコの実(あれば)各大さじ1
    ・ もち米(なければ米)大さじ3
    ◎ こしょう適量

    つくり方

     鶏手羽元は水洗いし、水けを拭き取り、骨にそって切り込みを入れる。ジッパー付き保存袋に入れて、塩麹を加えてもみ込んで冷蔵庫にひと晩おく。
    ※時間がなければ1時間以上。

    画像1: つくり方

     長ねぎは青い部分も含めて5cmの長さに、しょうがは皮ごと薄切り、にんにくは横半分に切る。

    画像2: つくり方

     鍋にA、水750mLを入れ、蓋を少しずらしてのせ、中火にかける。煮たったらアクをとりのぞき、ふたたび蓋を少しずらして弱火で30分煮込む。

    画像3: つくり方

     れんこんを皮ごとすりおろして加え、さらに5〜6分煮る。こしょう、塩(適量/分量外)で味をととのえる。

    画像4: つくり方

    ポイント 
    水の蒸発量が変わるので、味見をして塩の量を調整してください。



    画像5: つくり方

    榎本 美沙(えのもと みさ)
    料理家/発酵マイスター
    発酵食品、旬の野菜を使ったシンプルなレシピが好評で、テレビ、雑誌や書籍へのレシピ提供、イベント出演などを行う。 YouTubeチャンネル「榎本美沙の季節料理」、Instagram(@misa_enomoto)、夫婦でつくるレシピサイト「ふたりごはん」も人気。 著書に、『からだが整う〝ひと晩発酵みそ〟』(主婦と生活社) amazonで見る 、『今すぐ始められる、毎日続けられる。ゆる発酵』(オレンジページ) amazonで見る などがある。

    新刊『おかずいらず、手間いらず。ひと皿満足スープ』(KADOKAWA)amazonで見る が発売中。

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