糸昆布の戻し方
糸昆布をかぶるくらいの水に1、2分つける。やわらかくなったら流水でさっと洗い、ざるにあげて水けをよくきる。
※戻しすぎるとやわらかくなりすぎてしまいおいしくないので、食感が残るよう少しかために。
糸昆布と豚肉のしょうが炒めのつくり方
水ですぐに戻せて使い勝手のいい糸昆布を、豚肉とさっと炒めて。しゃきしゃきした食感の糸昆布が、豚肉と好相性です。
材料(つくりやすい分量)
● 糸昆布(水で戻し、水けをきる) | 15g |
● 豚ばら肉(4cm幅に切る) | 200g |
● しょうが(せん切り) | 大さじ1 |
● ごま油 | 大さじ1 |
● 梅干し(たたく。種ごと使う) | 1個 |
● 酒 | 大さじ2 |
● みりん | 大さじ2 |
● 薄口しょうゆ | 大さじ1 |
つくり方
1 フライパンにごま油としょうがを入れ、中火で炒める。しょうがに火が通ったら梅干しを種ごと加え、白っぽくなるまで炒める。
2 豚肉を加えてさっと炒め、火が通ってきたら、酒、みりんを加える。肉の色が変わったら糸昆布を加え混ぜ合わせる。味をみながらしょうゆを加えて仕上げる。梅干しの種をのぞき、器に盛る。
糸昆布(切り昆布・きざみ昆布)のこと
昆布を細切りにした「糸昆布」(切り昆布、きざみ昆布とも呼ばれています)。生のものと乾燥したものがありますが、乾燥したものは水に戻して使うほか、料理によっては乾燥したまま使うこともできます。
乾物の糸昆布の魅力は、ほかの乾物と比べても、水に戻す時間や煮る時間が短いこと。手軽に使いたいときにさっと戻せるので、ふだんづかいでいろいろな料理にお試しいただけます。また料理に加えるとうま味が増すので、煮物、炒めものなどにとくにおすすめです。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。
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