ロンドンには、気持ちのいい春が到来

みなさん、こんにちは。ロンドンのYukiです。

春めいてきましたね。3月になると、ムクムクと冬眠から覚めた動物たちのように、公園に出かけたり、人に会ったり、色々と活動したくなり、食卓の風景も色めき、だんだんとにぎやかに。

冬の間は身体が温まる鍋物やスープが人気でしたが、そろそろカラフルなお寿司なんてどうですか？

イギリスのキッズはお寿司大好き！

私の金曜は、いつも大忙し。午後3時ごろ、学校に娘を迎えに行くことから一大イベントが始まります。

その後は近所のお友達が遊びにきたり、招かれたり。イギリスの楽しい習慣のひとつに、金曜日の過ごし方があり、社交的な文化が大切なイギリスでは、「プレイデイト」といって子どもの頃から、金曜の予定はびっしり！ なんです。

わが家に娘の友達を招くときは、お寿司パーティーが定番。人種のるつぼであるイギリス、ロンドンでは、娘のお友達も半分近くは多国籍。

インターナショナルデーでは、子どもたちがみな、それぞれの国の洋服など、自国の文化を交流し合います。私たちは、友人からいただいた、着物服（甚平みたいなとっても便利服）を着てお出迎えしたり、楽しいですよ。

もちろん、みんなが興味津々の日本のお寿司も紹介しました。張り切ってクラスメイトや先生方に披露した巻き寿司のおかげで、すっかり、子どもたちから人気者になっている私です！

私のお料理教室でも、お寿司づくりのクラスがやっぱり一番人気かな。

イギリスの魚事情

以前は、生で魚を食べる習慣のないヨーロッパでしたが、最近では、お寿司屋さんはもちろんのこと、近所の魚屋さんでも、新鮮なお刺身、お寿司用の生魚が簡単に手に入ります。

イギリスは、海に囲まれた島国。日本と似てますよね！ 魚が豊富に手に入り、近郊の国からのまぐろをはじめ、サーモン、タイ、牡蠣やたこなどの魚介類もかなり良質です。私の大好きな魚屋さん特製のスモークたらこは、温かいごはんやパスタやサラダにも日々活躍。充実した魚ライフを過ごしています。

Yuki流　アボカド手巻き寿司

今回みなさんにお伝えしたい、わが家の定番「手巻き寿司」。アボカドと柚子をベースにしたソースに、ゆで海老、または、ゆでた枝豆を和えて、簡単に。

突然お寿司が食べたくなったときのお決まりレシピで、私の著書『Sushi at Home』（ペンギン出版）でも紹介しています。

ペイストしたアボカドにマヨネーズとゆず汁を加えることで、味にコクが増し、風味も絶妙に。ゆず汁や日本のマヨネーズも、近所のスーパーで簡単に買えてしまうイギリスです。気分を変えて、クラッカーに乗せたり、ごはんに添えたりしても、おいしいですよ。

アボカド手巻き寿司のつくり方

材料（6個分）

つくり方

１　ボウルにアボカドを入れ、フォークで滑らかになるまでつぶしたらマヨネーズを加え、さらにスプーンで混ぜる。

２　１に、ゆずの絞り汁、しょうゆ、白ごまを加え、混ぜ合わせる。

３　2種類の具材をつくる。むきえびは背ワタがあれば除き、ひとつまみの塩と片栗粉で軽く揉み、水洗いし、水気を切る。鍋に湯を沸かし、塩と酒を入れ、えびを加え、再び沸騰したら火を止めて2分ほど置く。ざるにあげ、水気をふき取り、1cm程度の大きさに刻む。

４　２のソースをボウル2つに等量ずつ入れ、1つには３を加えて混ぜ合わせ、残りのもうひとつにはゆでた枝豆をそのまま入れて和える。

５　のり半分に酢飯1/6（大さじ1強）を置き、４のソース各1/3の量を乗せたら、かいわれ大根を添えて、花束を包むブーケをつくるように巻く。同じように6点つくり、器に盛る。

Yukiのロンドン通信「今日のごはん、何にする？」 - 天然生活web

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