• フードコーディネーターで料理家のこてらみやさんは、ご自宅でレモンを育て始めて15年ほど。ここ数年は実をたくさんつけるようになったそうです。むだなく、おいしく食べられるようにと、保存食や調味料を仕込んでいます。レモン塩とレモンオイルのつくり方と活用方法を教えてもらいました。
    (『レモンの料理とお菓子』より)

    シンプルな料理にひとふりするだけで、 魔法のようにおいしくなります

    画像: シンプルな料理にひとふりするだけで、 魔法のようにおいしくなります

    レモン塩のつくり方

    画像: 左がレモン塩

    左がレモン塩

    素材の風味をじゃませずうまみを引き出します。

    材料(つくりやすい分量)

    ● 塩大さじ 1
    ● レモンの皮(すりおろす)1/4個分

    つくり方と保存

    塩とレモンの皮のすりおろしをよく混ぜ合わせる。密閉容器に入れて冷蔵で保存する。レモンの香りが新鮮なうちに、早めに使いきる。

    使い方

    白身魚の刺し身につける。

    画像: 鯛の刺し身にしょうゆの代わりにレモン塩をちょいとつけて

    鯛の刺し身にしょうゆの代わりにレモン塩をちょいとつけて

    シンプルな肉・魚料理、フライドポテトなどの揚げものにふる。

    天ぷらにつける。

    レモンオイルのつくり方

    画像: 右の2本がレモンオイル

    右の2本がレモンオイル

    卵、魚介、乳製品のクセをやわらげ、さわやかな香りをまとわせます。

    材料(つくりやすい分量)

    ●オリーブオイル50mL
    ●レモンの皮(薄くむき取る)1/2個分

    つくり方と保存

    清潔で乾いたびんにオリーブオイルを入れ、レモンの皮をオイルから出ないように完全に浸し、日の当たらない涼しい場所に2〜3日おく。日の当たらない涼しい場所で保存し、2週間以内に使いきる。

    使い方

    半熟卵や蒸し魚にかける。

    画像: 半熟のゆで卵にカリカリに焼いた生ハムを差し、レモンオイルをたらり

    半熟のゆで卵にカリカリに焼いた生ハムを差し、レモンオイルをたらり

    スープにたらす。

    フレッシュチーズやアイスクリームにかける。

    画像: バニラアイスクリームにレモンオイルをかけて

    バニラアイスクリームにレモンオイルをかけて

    パウンドケーキなどの焼き菓子や果物にたらす。

    しょうゆとの相性もよい。

    画像: 熱々ご飯にもみのり、粗くくずした豆腐、釜揚げしらすをのせ、しょうゆとレモンオイルを回しかけて

    熱々ご飯にもみのり、粗くくずした豆腐、釜揚げしらすをのせ、しょうゆとレモンオイルを回しかけて

    本記事は『レモンの料理とお菓子』(山と溪谷社)からの抜粋です

    〈料理/こてらみや 撮影/キッチンミノル スタイリング/久保田朋子〉

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    こてらみや

    フードコーディネーター、料理家。京都生まれ。 保存食、スパイスや香味野菜などの香りを生かした料理に定評がある。 レシピ制作からスタイリングまで、 食の総合コーディネーターとして活躍するかたわら、 レモンなどの果実やハーブ、 季節の花々が育つベランダガーデンの手入れにも日々精を出す。 著書に『魔法のびん詰め』(三笠書房)、『まいにち生姜レシピ』(池田書店)、 『料理がたのしくなる料理』(アノニマ・スタジオ)などがある。

    インスタグラム:@osarumonkey

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    『レモンの料理とお菓子』(こてらみや・著/山と渓谷社)

    『レモンの料理とお菓子』(こてらみや・著/山と溪谷社)

    『レモンの料理とお菓子』(こてらみや・著/山と溪谷社)

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