初心者でも手軽にできる梅仕事をご紹介
皆さま、こんにちは、榎本美沙です。
私は、本連載のテーマである発酵食品のほかにも季節の手仕事が大好きです。その時々の季節の香りが、仕込んでいる間から楽しめる手仕事は気持ちを豊かにしてくれます。
その中でも特に大好きな「梅仕事」、そして梅料理、いつかは本にしたい、そう思っていた願いが叶いました。
本のタイトルは、『ちょこっとから楽しむ はじめての梅仕事』。
タイトル通り、「少量」で「特別な道具なし」、「気軽に」がテーマです。
「梅干し」、「青梅のはちみつ漬け」、「すっぱい梅ジャム」などの大人気レシピも含めた、おすすめの梅仕事レシピをたくさん掲載しています。
そして今回は、仕込んだものをたくさん使っていただきたいという想いから、梅を使った料理のレシピをたっぷりとご紹介しています。
梅干しと塩麴を使った「鶏の梅唐揚げ」や「梅のおろしごま豆乳冷やしうどん」のほか、「梅ジャムチーズケーキ」などのおやつレシピも。
梅仕事がお好きな方も、今年初めてつくる、つくってみたいという方も、ぜひ手に取っていただけると嬉しいです。
今回は、新刊の中から「はちみつ黒酢梅シロップ」のつくり方をご紹介します。発酵食品でもあり、私も大好きな黒酢を使ったシロップは、夏に元気が出る味です。青梅が旬の時期に、ぜひお試しくださいね。
はちみつ黒酢梅シロップのつくり方
材料(容量1Lの保存瓶1本分)
◎青梅 | 500g |
◎はちみつ | 400g |
◎黒酢 | 1/2カップ |
1 青梅は水洗いし、ペーパータオルで水けをふき取り、なり口のヘタを竹串で取る。
2 ジッパー付き保存袋に入れ、バットに平らに広げて袋の空気を抜く。口を閉じ、冷凍庫に8時間以上入れて凍らせる。
3 冷凍庫から出し、アルコール消毒などをした清潔な瓶に梅を入れ、はちみつ、黒酢を加える。
4 ふたを閉め、日が当たらない室温におく。ときどき瓶を揺すって、下にたまったはちみつを全体に行き渡らせる。飲み頃は2週間後。その後は冷蔵庫で保存する。
ポイント
・炭酸水などで割ってどうぞ。
・青梅は冷凍することで発酵の心配がなく、はやく仕上がります。
・冷蔵庫で、1年ほどの保存が可能です。
〈撮影/宮濱祐美子 スタイリング/竹内万貴〉
榎本 美沙(えのもと みさ)
料理家/発酵マイスター
発酵食品、旬の野菜を使ったシンプルなレシピが好評で、テレビ、雑誌や書籍へのレシピ提供、イベント出演などを行う。
YouTubeチャンネル「榎本美沙の季節料理」、Instagram(@misa_enomoto)、夫婦でつくるレシピサイト「ふたりごはん」も人気。
著書に、『からだが整う〝ひと晩発酵みそ〟』(主婦と生活社) amazonで見る 、『今すぐ始められる、毎日続けられる。ゆる発酵』(オレンジページ) amazonで見る などがある。
新刊『ちょこっとから楽しむ はじめての梅仕事』(山と溪谷社)amazonで見る が4月に発売。
●Instagram:@misa_enomoto
https://www.instagram.com/misa_enomoto/
●YouTube:「榎本美沙の季節料理」
https://www.youtube.com/channel/UCGiEIACoA-INiZuSFhoksYA
●Twitter:@misa_enomoto
https://twitter.com/misa_enomoto
●「ふたりごはん」
https://www.futari-gohan.jp