• 料理家の松田美智子さんにいんげんと干しえびの炒めもののつくり方を教えていただきました。いんげんの食感と、干しえびのうま味がしっかり効いた炒めものです。かたさはお好みで調整を。いんげんの表面が白っぽくなってきたら火がとおっている印です。

    さやいんげんのこと

    画像: さやいんげんのこと

    さやいんげんは、若採りしてさやごと食べるマメ科の野菜です。ハウス栽培によって通年出回っていますが、旬の6~9月に出回るさやいんげんは、新鮮でおいしくいただけます。

    代表的な品種には、「どじょういんげん」と、やや小ぶりで丸みを帯びた「丸さやいんげん」。

    昔は筋を取る下処理が一般的でしたが、近年は品種改良が進んで筋がないものが増えています。やわらかいのにシャキッとした食感が特徴で、煮もの、炒めもの、サラダなどさまざまな料理に向いています。

    いんげんと干しえびの炒めもののつくり方

    画像: いんげんと干しえびの炒めもののつくり方

    油と相性がよく、揚げるとおいしいいんげんですが、家で揚げ物をするのが難しいという方には、多めの油で炒める今回の方法がおすすめです。

    材料(つくりやすい分量)

    画像: 材料(つくりやすい分量)
    ● さやいんげん20本
    ● 干しえび大さじ2
    ● ごま油大さじ3
    ● にんにく(みじん切り)小さじ1
    ● 味噌小さじ1
    ● 酒大さじ1
    ● 塩、白こしょう少々

    つくり方

     干しえびは5mm大ぐらいに粗みじん切りし、切りかすは取り除く。いんげんは両端を落とし、4cm長さに切りそろえる。

    画像1: つくり方
    画像2: つくり方

    ※最近は品種改良が進んで、筋なしのいんげんが増えているが、気になる場合は筋も除く。

     鍋にごま油、にんにくを入れ、混ぜ合わせて中火にかける。香りが立ったら干しえび、いんげんを入れる。いんげんの色が変わってきたら、合わせた味噌、酒を加え、塩、こしょうで味をととのえる。

    画像3: つくり方
    画像4: つくり方
    画像5: つくり方

    〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉

    画像6: つくり方

    松田美智子(まつだ・みちこ)
    日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。

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    『季節の仕事 (天然生活の本) 』(松田美智子・著)

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    (松田美智子・著/扶桑社刊)

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    『おすし』(松田美智子・著)

    『おすし』
    (松田美智子・著/文化出版局刊)

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