• 『天然生活』の人気連載「小さな暮らしの断片」で、毎回、素敵なエッセイを寄せてくださっていた小説家・金井美恵子さんと、作品を添えてくださった画家・金井久美子さん。猫と映画をこよなく愛するふたりの、京都での始めてのイベントを開催。気鋭の映画監督、井口奈己監督の新作の初上映も予定しています。

    小説家・金井美恵子、画家・金井久美子と、映画監督・井口奈己が出会う魅惑の時間

    画像: ウサギの小屋/金井久美子

    ウサギの小屋/金井久美子

    デビュー以来、刺激的できらめく数々の小説、鋭い批評と笑いを誘うエッセイを書き続けてきた小説家・金井美恵子さん。

    豊かな色彩と知的で遊び心ある絵画やオブジェを制作する画家・金井久美子さん。

    『天然生活』で連載していた「小さな暮らしの断片」でも、ちょっと辛口でユーモアのある美恵子さんの日常を綴る文章と、色彩豊かな久美子さんの作品が、多くの読者を楽しませてくれました。

    本イベントでは、金井姉妹と親交がある映画監督・井口奈己さんが加わって、個展、トークイベント&サイン会、旧作『だれかが歌ってる』、『こどもが映画をつくるとき』と新作短編映画『左手に気をつけろ』の上映会が開催されます。

    会場は、恵文社一乗寺店。多くの人を魅了してきた作品と言葉、映像に触れる貴重な機会となっています。「映画」と「本」と「絵」の豊かな楽園を、ご堪能ください。

    画像: 眠る猫/金井久美子

    眠る猫/金井久美子

    「映画(シネマ)と本と絵」イベント開催詳細

    ●イベント開催日時
    2023年6月21日(水)〜7月2日(日)11:00〜19:00〈年中無休〉

    ●場所
    恵文社一乗寺店 ギャラリーアンフェール
    〒606-8184 京都府京都市左京区一乗寺払殿町10
    叡山電鉄一乗寺駅から徒歩3分
    TEL.075-711-5919 FAX.075-706-2868
    webサイト:https://keibunsha-books.com/
    ※当イベント内容やチケットに関して恵文社へのお問い合わせはご遠慮ください。

    ●展覧会
    金井久美子の世界「映画と猫とウサギも、」
    一般社団法人文化振興ネットワークのコレクションの中から、金井久美子さんの代表作と新作約30点を展示いたします。(入場無料・非売)

    ●映画上映会
    井口奈己監督新作『左手に気をつけろ』完成記念上映会
    会場/恵文社一乗寺店 コテージ(定員30名)

    ●主催・問い合わせ先
    一般社団法人 文化振興ネットワーク
    TEL:078-326-2718 メールアドレス: info@cdn-kobe.com
    参加申し込みとイベント詳細ページ:https://www.cdn-kobe.com



    金井美恵子(小説家)

    1967年、『愛の生活』でデビュー。1968年、同書で現代詩手帖賞受賞。小説に『岸辺のない海』(1974年)、『プラトン的恋愛』(1979年)、『文章教室』(1985年)、『タマや』(1987年)、『恋愛太平記』(1995年)、『噂の娘』(2002年)、『カストロの尻』(2017年)、『『スタア誕生』』(2018年)ほか。エッセイでは『映画、柔らかい肌』(1983年)、『遊興一匹 迷い猫あずかってます』(1993年)、『愉しみはTVの彼方に』(1994年)、『スクラップ・ギャラリー 切りぬき美術館』(2005年)、『目白雑録』1〜6(2004〜2016年)、『たのしい暮しの断片』(2019年)などがある。

    金井久美子(画家)

    1968年の『愛の生活』から現在まで、妹・金井美恵子の著作の多くに装丁家としてかかわり、挿画を手掛ける。姉妹の息のあったコラボレーションが楽しめる書籍に、『金井美恵子・金井久美子の部屋』(1985年)、『ノミ、サーカスへゆく』(2001年)、『待つこと、忘れること?』(2002年)、『楽しみと日々』(2007年)、『たのしい暮しの断片』(2019年)、『シロかクロか、どちらにしてもトラ柄ではない たのしい暮しの断片』ほか。

    井口奈己(監督)

    2004年に『犬猫』を35mmでセルフリメイクし、商業映画監督としてデビューを果たす。『犬猫(35mm)』で、第22回トリノ国際映画祭で審査員特別賞、国際批評家連盟賞、最優秀脚本賞を受賞したほか、女性監督として初めて日本映画監督協会新人賞を受賞。2008年に『人のセックスを笑うな』、2014年に『ニシノユキヒコの恋と冒険』が公開される。他に19年の短編『だれかが歌ってる』、2021年自身初のドキュメンタリー『こどもが映画をつくるとき』などがある。



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