かますの炊き込みごはんのつくり方
脂がのった初夏の新鮮なかますを、たっぷりの新しょうがを加えてお米と炊き上げました。残ったら、ごま油で炒めごはんにしても美味。
材料(つくりやすい分量)
● かます | 1尾 |
● 米(といで浸水させ、水を切る) | 2カップ |
● A | |
・だし汁 | 1と3/4 カップ |
・酒 | 大さじ2 |
・塩 | 小さじ1 |
・薄口しょうゆ | 大さじ1 |
● 新しょうが(せん切り) | 1/2カップ |
つくり方
1 かますは包丁の刃先でウロコをこそげ取り、腹に切り込みを入れて内蔵を取り除き、頭と尾を落とす。流水で内側をよく洗い、水けをふき取る。塩(分量外)を満遍なくふり、15分ほどおいて塩をなじませる。網(または魚焼きグリル)で焼く。
2 沸騰した湯にしょうがと塩少々(分量外)を入れ、さっとゆで、ゆでこぼす。
3 土鍋に米、合わせたAを入れ、しょうがを加える。1のかますを横半分に切り、上にのせてふたをする。強火にかけ、沸騰したら極小の弱火にする。7~8分で炊き上げ、5~10分蒸らす。
4 かますを取り出し、粗くほぐす。炊き上げたごはんをひと混ぜし、ほぐしたかますを加えて全体を混ぜ合わせる。
かますのこと
尖った口と細長い体が特徴の「かます」。種類によって旬の時季は春と秋の2回に分かれますが、初夏のかますは脂がのっていて、とくにおいしいといわれています。
淡白でくせの少ない味わいの白身魚で、皮を焼くと風味が出るので、一夜干し、塩焼き、ムニエルなどにしていただくと、その味わいをより楽しめます。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。
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