今年こそ挑戦したい、梅の保存食づくり。この道40年のベテランである、料理研究家の横山タカ子さんに、はじめてでも失敗しない梅干しづくり「基本のさしす漬け」を教えていただきました。
(『天然生活』2021年7月号掲載)
(『天然生活』2021年7月号掲載)
「基本のさしす漬け」のつくり方
完熟梅を砂糖、塩、酢に漬けるだけ。
砂糖・塩・酢の組み合わせで、カビにくく簡単。
梅干しはもちろん、漬け汁「さしす」も料理に役立ちます。
材料(つくりやすい分量)
● 完熟梅 | 1kg |
● 砂糖 | 300g |
● 塩 | 100g |
● 酢 | 800mL |
つくり方
1 梅は洗ってヘタを取り、水分をていねいにふき取る。
2 清潔な容器に梅、砂糖、塩を入れて、最後に酢を注いで漬け込む。
3 夏の土用のころに漬かった梅を取り出し、三日三晩天日に干す。できたものが、「梅のさしす漬け」。残った漬け汁が「さしす」。
漬け込み期間:土用まで
サイズ:小梅~大梅まで
熟度:完熟梅のみ
〈料理/横山タカ子 写真/山浦剛典 取材・文/玉木美企子〉
横山タカ子(よこやま・たかこ)
料理研究家。長野県生まれ。長野の食文化を研究すべく、各地での聞き取りも長年重ねている。梅仕事歴は40年以上で、「さしす漬け」が好評。著書に『私の梅仕事』(扶桑社)がある。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
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料理家の横山タカ子さんが40年続けてきた梅仕事の集大成。代表的な、砂糖、塩、酢で漬ける梅干しは、失敗なくつくれるので、はじめての方にもおすすめです。
ほかにも、シロップ、梅酒、梅肉エキスなど、幅広く紹介。さらに、さしすの梅干しを使った料理、副産物の梅酢(さしす)の料理などの展開料理も充実。
「梅ひと粒はその日の難逃れ」といわれる梅。「生きる知恵と力の詰まった日本の宝」である梅仕事の数々を紹介します。
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