お菓子はほとんど手づくりするという、はなさん。何度もつくっている、とっておきのレシピを教えてもらいます。毎月30日更新。
hana’s memo
横浜中華街で育った私が子供の頃から親しんできたおやつ、マーラーカオ。
卵をたっぷり使った、蒸しパンのような素朴なおやつです。
ホールケーキのような状態で売られていることが多いのですが、今回は大阪卸売市場で購入した中華っぽいデザインの紙型を使用。
練乳のミルキーな味わいが広がる、懐かしい味のマーラーカオが完成しました。
「マーラーカオ」のつくり方
材料<底が4cmのアルミ型11個分>
● 薄力粉 | 100g |
● ベーキングパウダー | 小さじ1(4g) |
● 卵 | 2個 |
● 牛乳 | 大さじ3 |
● 練乳 | 大さじ2 |
● きび砂糖 | 70g |
● しょうゆ | 小さじ1/4 |
● 油(今回は米油を使用) | 大さじ2 |
● 飾り(なつめ、パンプキンシード、くるみなど) | 各適量 |
下準備
*卵と牛乳は室温にもどす。
*粉類(薄力粉とベーキングパウダー)はふるいにかける。
*お湯を張った鍋に蒸し器をセッティングする。
*アルミ型にカップケーキ用の紙型(底の直径が3.5cmのもの)を入れる。
つくり方
1 卵をボウルに割り入れ、泡立て器で軽く混ぜたら砂糖を加え、もったりするまで混ぜ合わせる。
2 1に練乳、牛乳、しょうゆを加え、さらに混ぜる。
3 2に粉類を一度に加え、泡立て器でふるい落とすように混ぜる。
[はなよりひと言]
底から生地をすくい上げ、泡立て器の持ち手をボウルの縁に「とんとん」と、軽く叩きながら粉を落とします。混ぜ過ぎると粘りが出てくるので、少し粉っぽさとダマが残っている状態で止めます。
4 3に油を加え、ヘラで切り混ぜる。
5 4の生地を計量カップに入れ、型に流し入れ、せいろに並べる。
6 なつめなど、好みのもので飾り付けし、蒸し器で16分ほど蒸す。
[はなよりひと言]
お湯が沸いている状態で、蒸し器の中に入れます。
7 やけどしないように気をつけながらアルミの型から取り出し、冷ます。
はな
モデル・タレント。神奈川県横浜市出身。17才からモデル活動を始める。現在は、ファッション誌で活躍するかたわら、FMヨコハマ「Lovely Day♡~hana金~」のナビゲーターも務めるなど、幅広く活躍している。趣味はお菓子づくりや茶道、仏像鑑賞。著書に『はな、茶の湯に出会う』(淡交社)、『hana’s style book』(宝島社)、『ちいさいぶつぞう おおきいぶつぞう』(幻冬舎)、『おくるおかし』(集英社)など多数。近著は『今日もお稽古日和』(淡交社)。
インスタグラム:@hanalovestaco
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天然生活webの連載「はなのお菓子」で人気のレシピを集めて、1冊にまとめました。「いちごショートケーキ」「タルトタタン」「台湾カステラ」「バスクチーズケーキ」など、はなさんが試作を重ねてできた32のレシピ。ぜひお家でつくってみてください。お菓子づくりに目覚めたきっかけなどについてのインタビューも掲載しています。