(『料理研究家・小林まさみ リアルなごはん作りに役立つ、傑作レシピ選』より)
すきま時間の「仕込み」で料理はもっとラクに
日々の食事づくりは、なんとなく、2日分くらいのメインのおかずを決めておくようにすると、忙しい日や、やる気が出ない日でも安心です。
ちょっとしたすきま時間に、肉に下味をつけて仕込んでおけば、調理の際は焼くだけで完成。
「ポリ袋の中に直接、調味料と肉を入れてもみ込みます。手を汚さずにすむし、空気を抜いて口を閉じれば、肉に調味料がよくなじみます」と小林まさみさん。
下味をつけた肉は数日もつので、すぐに調理しなくても大丈夫。気分や予定が変わっても次の日に繰り越せばOKなゆるさが、ちょうどいいですよね。
厚切り豚のみそ漬け焼きのつくり方
みそ漬けにすれば、お箸で食べられる和風のおかずに。
若い人からシニアまで幅広く好かれる味わいです。
材料(2人分)
● 豚肩ロース肉(とんカツ用) | 2枚(約250g) |
〈みそだれ〉 | |
・はちみつ | 大さじ1と1/2 |
・赤みそ(なければみそ) | 大さじ3 |
● キャベツのせん切り | 適宜 |
● サラダ油 | 大さじ1/2 |
つくり方
漬けておく
1 豚肉は水けを拭き取り、十字に4等分に切る。ポリ袋にみそだれの材料を入れ、かるくもんでなじませる。豚肉を加えてもみ込み、袋の口を閉じて冷蔵庫に半日以上置く(※)。
※ 半日=6時間以上。冷蔵で2日ほど保存OK。
焼くだけ!
2 焼く前に室温に15分置く。フライパンにサラダ油を中火で熱し、たれを拭いた豚肉を並べ入れる。1〜2分こんがりと焼き、裏返してふたをし、ごく弱火で4〜5分焼く。器にキャベツを敷き、豚肉をのせる。
(1人分410kcal、塩分2.3g)
※ 本記事は『料理研究家・小林まさみ リアルなごはん作りに役立つ、傑作レシピ選』(オレンジページ)からの抜粋です
<料理撮影/髙杉 純>
小林まさみ(こばやし・まさみ)
料理研究家。料理教室や雑誌・単行本・テレビなどで活動中。だれでもおいしく作れるレシピをめざし、YouTubeやInstagramを含む幅広いメディアで発信している。アシスタントは義父でシニア料理家の小林まさる。嫁しゅうとの軽快なやりとりが人気で、共著も数多く手がける。近著に『小鍋仕立ての絶品鍋』(成美堂出版)など。
Instagram:@kobayashimasami.masaru
HP:https://masami-kobayashi.com/
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人気の秘密と魅力にせまる、充実のベスト集
日々ごはんを作る人の悩んでいること、求めていること、に寄り添ってきた小林まさみさん。信頼できるレシピの数々を、義父でアシスタントのまさるさんとの家事シェア話を交えてお届けします。楽しくて便利な一冊です。