料理研究家の松田美智子さんに谷中しょうがの酢じょうゆ漬けのつくり方を教えていただきました。漬けるだけでき上がる、気軽な一品。さっぱりとした味わいが暑い夏に重宝します。
谷中しょうがの酢じょうゆ漬けのつくり方
そのまま食べるのはもちろん、細かくきざんでサラダのトッピングにしても。
しょうがの風味がついた酢じょうゆは、冷奴やお刺し身、お肉にかけるなど幅広く使えます。
材料(つくりやすい分量)
● 谷中しょうが | 8本 |
● しょうゆ | 大さじ3 |
● 米酢 | 大さじ2 |
つくり方
1 谷中しょうがは皮をこそげ落とし、包丁の刃先で縦に切り込みを入れ、茎を6~7cm残して切る。
2 しょうゆと酢を容器に合わせ、1を8時間漬ける。
谷中しょうがのこと
谷中しょうがは、葉しょうがの一種で、江戸時代に「谷中本村」とよばれた荒川区一帯で栽培がさかんだったことにその名が由来します。
発汗作用を促す辛味成分「ジンゲロール」、食欲増進や疲労回復、健胃・解毒などを促す香り成分の「シネオール」や「ジンギベレン」などが含まれ、夏バテなどにも効果的。風味がよく、おだやかな辛味とみずみずしい味わいは、お肉の付け合わせや漬物にもおすすめです。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。
◇ ◇ ◇