(『天然生活』2021年10月号掲載)
素材選びと少しの工夫で、喫茶店の味に
自宅で喫茶店気分を味わえたなら……。喫茶店を愛する髙山かづえさんに、全国の喫茶店で覚えた定番の味を教えていただきました。素材選びや少しの工夫で、ぐんとお店の味に近づきます。
「でも、私がもし喫茶店を開いたら、きっと赤字ですね」と笑います。
厚焼き玉子サンドのつくり方
京都風の厚焼き玉子でつくる玉子サンドはやさしい味。温かい厚焼き玉子をパンにはさむと、パンが蒸されてふっくらとする効果も。
材料(2人分)
● 食パン(8枚切り) | 4枚 |
● 卵 | 4個 |
● トマトケチャップ | 小さじ2 |
● 牛乳 | 大さじ2 |
〈辛子マヨネーズ〉 | |
・マヨネーズ | 大さじ1 |
・練り辛子 | 小さじ1/2 |
● バター | 25g |
● 塩 | 小さじ1/4 |
● こしょう | 少々 |
● パセリ | 適宜 |
つくり方
1 バターは室温にもどす。辛子マヨネーズの材料を合わせ、食パン2枚の片面に等分に塗る。残り2枚の片面にバター2.5g(小さじ1)ずつ塗り、さらにケチャップを等分に塗る。ボウルに卵を割り入れ、牛乳、塩、こしょうを加え、よく混ぜる。
2 フライパンにバター10g(小さじ4)を加えて中火で熱し、1の卵液の半量を加える。へらで大きく3~4回混ぜ、ふちが固まってきたら、食パンよりひと回り小さい四角になるようふちを返してまとめる。裏返してさっと焼き、取り出す。残り半分も同様に焼く。
3 2の1枚を、1の食パンの辛子マヨネーズを塗った面にのせ、ケチャップの面でサンドする。手で軽く押さえてなじませてから、耳を落として対角線に4等分に切る。残りも同様にサンドし、切る。それぞれ器に盛り、パセリを添える。
〈料理/髙山かづえ 撮影/大沼ショージ スタイリング/荻野玲子〉
髙山かづえ(たかやま・かづえ)
大分県出身。料理研究家、ワインソムリエ。雑誌や書籍、広告などを中心に活躍中。おいしく簡単につくれるレシピが人気。著書に『純喫茶レシピ』(誠文堂新光社)など多数。最新著書『レンジでかんたん、体ととのう スープの冷凍ストック&アレンジ』(マイナビ出版)が2023年9月に発売。
インスタグラム:@kazuetakayama
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです