冬に向けて旬を迎える根菜は、スープや煮込み、グラタンなどの温かな料理がぴったりです。そんな根菜を使った料理のレシピ、じゃがいも酒粕グラタンのつくり方を紹介します。
（『天然生活』2021年12月号掲載）
（『天然生活』2021年12月号掲載）
心と体をあたためる、冬の根菜料理
寒い時季に土の中で育つ根菜は、じっくりと栄養を蓄え、いよいよ旬を迎えます。ほっくりとした食感がたまらない根菜たち。料理家の真藤舞衣子さんに、根菜を使った、冬のあったか料理のレシピを教えていただきました。
じゃがいも酒粕グラタンは、ホワイトソースいらず。じゃがいも、鶏肉に、酒粕の風味がなんともよく合います。
「いろいろな具材にも合いますし、ソースが簡単なので、ほかの材料で試してもいいですね」
じゃがいも酒粕グラタンのつくり方
ホワイトソースの代わりに酒粕と生クリームを合わせて。風味豊かなグラタンが簡単につくれるのがうれしい。
材料（4人分）
| ● じゃがいも | 2個 |
| ● 鶏もも肉 | 300g（1枚） |
| ● 長ねぎ | 1本 |
| ● 酒粕 | 大さじ3 |
| ● 生クリーム | 100mL |
| ● 塩、こしょう | 各適量 |
| ● シュレッドチーズ | 50g |
| ● パン粉 | 適宜 |
| ● 菜種油 | 大さじ1 |
つくり方
１ じゃがいもは皮ごとやわらかくなるまで20分ほどゆで、皮をむき、ひと口大に切る。
２ フライパンに油を入れ、ひと口大に切った鶏もも肉を、皮目を下にしてこんがりするまで焼く。斜め薄切りにした長ねぎを加えて炒め、しんなりしたら１のじゃがいもを入れ、塩、こしょうをふる。
３ 生クリームで酒粕を溶き、２に入れ、さっと合わせたら、グラタン皿に入れる。上に、シュレッドチーズとパン粉をまんべんなくのせて、オーブントースターでパン粉がこんがりするまで焼く。
〈料理／真藤舞衣子 撮影／大沼ショージ スタイリング／駒井京子〉
真藤舞衣子（しんどう・まいこ）
会社勤務を経て、1年間京都の禅寺で生活。その後、フランスへ料理留学をする。帰国後は料理教室を主宰するほか、雑誌や書籍、イベントなどで活躍。著書に『発酵美人になりませう。』（宝島社）、『はじめてのサワードゥ ブレッド』（文化出版局）など。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
