スイーツや料理とワインとのマリアージュを大切にするという星谷菜々さん。陰干し葡萄で造られる甘口ワイン「Le Manzene Marzemino Passito」に合わせてつくった、ラムレーズンのテリーヌショコラのレシピです。ラムレーズンは、レーズンをラム酒に1週間以上漬け込むことでもつくれます。
「ラムレーズンのテリーヌショコラ」のつくり方
材料(17×8×6cmのパウンド型1台分)
● クーベルチュールチョコレート(カカオ分70%くらいのもの) | 150g |
● ラムレーズン | 100g |
● バター(塩分不使用) | 100g |
● きび砂糖 | 30g |
● 卵 | 2個 |
下準備
*卵は室温にもどす。
*型にオーブンシートを敷き込む。
*チョコレートは板状なら細かく刻む。タブレット状ならそのままでOK。
*バターは溶けやすいように適当にカットする。
*湯せん用のお湯を沸かす。
*オーブンを140℃に予熱する。
つくり方
1 ボウルにチョコレートとバターを入れ、湯せんにかけて溶かす。
2 湯せんから外し、きび砂糖を加え、泡立て器でよく混ぜる。
3 卵を割り入れ、なめらかになるまでよく混ぜる(最初分離したようになるが、よく混ぜると乳化してくるので大丈夫)。ラムレーズンを加え、ゴムべらで混ぜる。
4 (冷めると固まるので)すぐに生地を型に流して表面を平らにととのえる。数回台に打ち付けて空気を抜く。
5 型をバットにのせ、天板に置く。バットに湯を1cm以上はり、140℃に予熱したオーブンで20分湯せん焼きにする。(中はやわらかくてOK。焼き過ぎないように注意)
6 型を網などにのせて完全に冷ます。ラップをして冷蔵庫に3時間以上(できればひと晩)置く。
7 型から取り出してオーブンシートをそっとはがし、温めた包丁でカットする。
<撮影/中垣美沙>
星谷菜々(ほしや・なな)
女性誌を中心に、心ときめくようなお菓子のレシピを考案する。かわいらしい世界観も人気。都内アトリエでお菓子教室「apron room」を主宰するほか、不定期で季節のお菓子やオリジナルアイテムの販売も行っている。JSA認定のワインエキスパートの資格を持ち、ワインとスイーツのマリアージュにも定評がある。
インスタグラム:@apron_room