• お菓子や本、お土産など、肩ひじ張らないささやかな贈りものも、身近なものを使ったひと手間のラッピングで、とっておきになります。今回は、ラッピング講師の宮岡宏会さんに「封筒を使ったお菓子包み」を教えてもらいました。
    (『天然生活』2021年1月号掲載)

    家にあるもので手軽にできるラッピングアイデア

    おすそわけやちょっとした贈りものを、自分でさっと包んで華やかに。わざわざ包装紙を用意しなくてもできるラッピングとカードづくりを、ラッピング講師の宮岡宏会さんに教わります。

    「正式な包装にはテクニックが必要ですが、今回ご紹介するのは、家にあるもので手軽にできる方法です。簡単ですが十分素敵になりますよ」

    封筒にマチをつけるラッピングは、お菓子や雑貨など細かいものを入れるのにぴったり。もてあましがちな端切れ布でリボンをつくるアイデアも取り入れたいところです。

    使う素材で気をつける点は、黒やグレーはお悔やみに見えないように明るい色と組み合わせること。そして外国の新聞も暗いニュースの紙面を使わないこと。もらう人の気持ちを考えた配慮が大切です。

    「ラッピングやカードは、感謝や好意の気持ちを贈りものにのせて届けるもの。贈る相手を思いながら使う素材を選び、楽しみながら包んでくださいね」

    封筒を使って
    お菓子包み

    画像: 封筒を使って お菓子包み

    封筒の底にマチをつけるだけで、舟型の紙袋に。端切れの布を裂いてつくったリボンを持ち手にしたり、シールやスタンプで装飾したりしても素敵です。お菓子などをプレゼントするのに、簡単かつ気の利いたひと手間です。

    画像: 意外にたくさん入る。子どもたちにおやつをあげるときにも活躍

    意外にたくさん入る。子どもたちにおやつをあげるときにも活躍

    材料と道具

    ● 好みの封筒
    今回は白の洋2封筒と茶色(94×140mm)の封筒を使用
    ● リボン
    ● パンチ
    ● 両面テープ

    つくり方

     写真を参考に封筒の底から1.5cm上でしっかり折り目をつける。

    画像1: つくり方

     折り目に沿って封筒の底を開いてマチをつくり、左右の三角部分を内側に折る。

    画像2: つくり方

     で折った三角部分をひらき、斜線の位置を目安に両面テープを貼り、留める。逆側も同様に留める。

    画像3: つくり方

     形を整えて完成。

    画像4: つくり方

     持ち手を付けたい場合は、封筒上部の真ん中にパンチで穴をあける。

    画像5: つくり方

     穴に好みの長さのリボン(今回は裂き布を使用)を通して結ぶ。

    画像6: つくり方


    <ラッピング制作・監修/宮岡宏会 撮影/福井裕子 スタイリング/露木 藍 取材・文/熊坂麻美 撮影協力/AWABEES、TITLES、UTUWA>

    宮岡宏会(みやおか・ひろえ)
    「toi et moi」代表、ラッピング講師。ラッピング教室(受講生常時募集中)のほか、紙やパッケージ監修など、幅広く活動。著書に『大人かわいいラッピング』(主婦と生活社)など。 https://style-gift.net/

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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