(『天然生活』2021年1月号掲載)
身近にあるものでオリジナルのカードをつくるアイデア
「ありがとう」のひと言でも、メッセージをもらうと心が温まるものです。お手製カードがあれば、感謝や親愛を伝えるのはもちろん、こんなケースでも役立ちます。
「ハンカチは手頃なプレゼントですが、実は『別れ』を意味するもの。このとき『あなたに合う素敵な柄だから贈ります』とひと言添えれば、相手は深読みすることなく気持ちよく受け取れるでしょう」
小さな画用紙を使って
ハガキよりひとまわり大きいB6サイズの色画用紙はカードにぴったり。ふたつ折りにしたり、小さく切ってシールを貼ったり、リボンを通してしおり型にしたり、写真を貼ったり、アレンジは自在です。
「色画用紙は100円ショップのもので十分です。身近にあるものを使うことで、カードを添えるハードルがぐっと下がるはず」
身近なものをスタンプに
より自分らしいカードにするために、スタンプもおすすめ。わざわざ買わなくても、綿棒でもOK。朱肉をつけて押すとオレンジのドット柄に。
「インクには絵の具も便利。メラミンスポンジを三角に切ってぽんぽん押してもかわいくなります。書くスペースを小さくしたいときにも役立ちます」
タグや切り抜きを使って
ブランドのタグや海外の切手などのおしゃれな紙ものを、カードに活用する方法も。
「相手が北欧好きなら北欧の切手をカードに貼ったり、プレゼントする品物のタグがかわいかったら裏に紙を貼ってメッセージカードにしたり。贈る相手や品物にちなんだものを選ぶのが大切です」
<ラッピング制作・監修/宮岡宏会 撮影/福井裕子 スタイリング/露木 藍 取材・文/熊坂麻美 撮影協力/AWABEES、TITLES、UTUWA>
宮岡宏会(みやおか・ひろえ)
「toi et moi」代表、ラッピング講師。ラッピング教室(受講生常時募集中)のほか、紙やパッケージ監修など、幅広く活動。著書に『大人かわいいラッピング』(主婦と生活社)など。 https://style-gift.net/
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです