お菓子はほとんど手づくりするという、はなさん。何度もつくっている、とっておきのレシピを教えてもらいます。毎月30日更新。
hana’s memo
2024年の干支「辰」にちなんで、タツノオトシゴのレモンアイシングクッキーをつくりました。
叔母が家で育てた無農薬のレモンをアイシングに使用。
クッキー生地はパンダクッキーのレシピです。
半量で18枚はつくれるので、残りは冷凍保存し、必要な時に別の型でクッキーを焼いても大丈夫。
それにしても、タツノオトシゴのクッキー型が家にあったとは、、、。いつ買ったのか全く覚えていません(笑)。
2024年もみなさまにとって最高の一年となりますように。
「タツノオトシゴ・クッキー」のつくり方
材料<18枚分> ※クッキー生地は材料の半量を使用
● レモン | 1/2個 |
<クッキー生地>(36枚分) | |
● 薄力粉 | 180g |
● ベーキングパウダー 小さじ1/2 | |
● バター(塩分不使用) | 100g |
● きび砂糖 | 90g |
● 溶き卵 | 1/2個分 |
● 塩 | ひとつまみ |
<白いアイシング>(18枚分) | |
● 粉砂糖 | 105g |
● レモン汁 | 小さじ3と1/2 (レモン約1/2個分) |
<黒いアイシング>(18枚分) | |
● 粉砂糖 | 30g |
● 卵白 | 7g |
● 食用色素(黒竹炭) | 小さじ1/4弱 |
下準備
*オーブンは180℃に予熱する。
*粉類(薄力粉とベーキングパウダー)はふるいにかける。
*バターと溶き卵は室温にもどす。
*レモンの皮(1/2個分)をすりおろし、キッチンペーパーなどにのせ、水切りする。
つくり方
1 ハンドミキサーでバターを練り、砂糖を加えて軽くなるまで混ぜる。
2 1に溶き卵を少しずつ加える。その都度、よく混ぜる。
[はなよりひと言]
分離しないように、卵は少しずつ加えます。
3 2に粉類を一度に加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
4 3の生地をふたつに分け、それぞれラップをして冷蔵庫で2時間以上、寝かせる。
[はなよりひと言]
生地をラップしたら、少し平らにした状態で冷蔵庫に入れるとのばしやすいです。生地がまだやわらかいので、冷蔵庫でしっかり冷やします。今回は半量を使用したので、残りは冷凍庫で保存しました。
5 ペストリーボードやまな板などに薄力粉で打粉(分量外)をし、生地をのせ、打粉をしながらめん棒で3mm厚さほどにのばす。
[はなよりひと言]
生地がくっつきやすいので、台とめん棒に薄力粉をまぶします。
6 3の生地を、タツノオトシゴの型で型抜きしたら、クッキングシートを敷いた天板に間隔をあけて並べ、180℃のオーブンで7分ほど焼く。
[はなよりひと言]
天板の大きさに合わせて、私は2回に分けて焼きました。2回に分けて焼く場合は、残りの生地は冷蔵庫に戻します。
7 白いアイシングをつくる。粉砂糖にレモン汁を少しずつ加え、その都度、泡立て器で混ぜる。
[はなよりひと言]
かたさはレモン汁の量で調整します。
8 黒いアイシングをつくる。粉砂糖に卵白を少しずつ加え、その都度、泡立て器で混ぜる。
9 生地が黒くなるまで、食用色素を少しずつ加える。
[はなよりひと言]
色素は通常は砂糖と混ぜてから使えますが、ここでは最後に少しずつ加えながら色の濃さを調整しています。
10 クッキーが焼けたら網の上で冷まし、アイシングする。白アイシングをアイシング用のコルネに入れ、タツノオトシゴの体の部分の輪郭を描く。
[はなよりひと言]
ここでは専用のOPPシートを使っていますが、クッキングシートでもコルネをつくれます。先端部分に穴が開くように、紙をクルクル巻きます。
11 残りの白アイシングで体を白く塗りつぶす。鼻の部分などにレモンの皮をのせる。
12 11の表面が乾いたら、黒アイシングをアイシング用のコルネに入れ、目やヒレを描く。同じように、白アイシングで頭などのデザインを描く。
[はなよりひと言]
アイシングが飛び出さないように、上の部分を閉じて使います。
はな
モデル・タレント。神奈川県横浜市出身。17才からモデル活動を始める。現在は、ファッション誌で活躍するかたわら、FMヨコハマ「Lovely Day♡~hana金~」のナビゲーターも務めるなど、幅広く活躍している。趣味はお菓子づくりや茶道、仏像鑑賞。著書に『今日もお稽古日和』『はな、茶の湯に出会う』(ともに淡交社)、『hana’s style book』(宝島社)、『ちいさいぶつぞう おおきいぶつぞう』(幻冬舎)、『おくるおかし』(集英社)など多数。当連載を加筆修正したムック『はなのお菓子』(扶桑社)が10月10日に発売になったばかり。
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天然生活webの連載「はなのお菓子」で人気のレシピを集めて、1冊にまとめました。「いちごショートケーキ」「タルトタタン」「台湾カステラ」「バスクチーズケーキ」など、はなさんが試作を重ねてできた32のレシピ。ぜひお家でつくってみてください。お菓子づくりに目覚めたきっかけなどについてのインタビューも掲載しています。