天然生活 最新号

vol.48 タツノオトシゴ・クッキー
お菓子はほとんど手づくりするという、はなさん。何度もつくっている、とっておきのレシピを教えてもらいます。毎月30日更新。

hana’s memo

2024年の干支「辰」にちなんで、タツノオトシゴのレモンアイシングクッキーをつくりました。

叔母が家で育てた無農薬のレモンをアイシングに使用。

画像: 叔母が育てたレモン。無農薬なので皮まで使います

叔母が育てたレモン。無農薬なので皮まで使います

クッキー生地はパンダクッキーのレシピです。

半量で18枚はつくれるので、残りは冷凍保存し、必要な時に別の型でクッキーを焼いても大丈夫。

それにしても、タツノオトシゴのクッキー型が家にあったとは、、、。いつ買ったのか全く覚えていません(笑)。

2024年もみなさまにとって最高の一年となりますように

「タツノオトシゴ・クッキー」のつくり方

画像: 「タツノオトシゴ・クッキー」のつくり方

材料<18枚分> ※クッキー生地は材料の半量を使用

● レモン1/2個
<クッキー生地>(36枚分)
● 薄力粉180g
● ベーキングパウダー 小さじ1/2
● バター(塩分不使用)100g
● きび砂糖90g
● 溶き卵1/2個分
● 塩ひとつまみ
<白いアイシング>(18枚分)
● 粉砂糖105g
● レモン汁小さじ3と1/2 (レモン約1/2個分)
<黒いアイシング>(18枚分)
● 粉砂糖30g
● 卵白7g
● 食用色素(黒竹炭)小さじ1/4弱

下準備

*オーブンは180℃に予熱する。

*粉類(薄力粉とベーキングパウダー)はふるいにかける。

*バターと溶き卵は室温にもどす。

*レモンの皮(1/2個分)をすりおろし、キッチンペーパーなどにのせ、水切りする。

画像: レモンの皮は水分が多いので水切りする

レモンの皮は水分が多いので水切りする

つくり方

 ハンドミキサーでバターを練り、砂糖を加えて軽くなるまで混ぜる。

 に溶き卵を少しずつ加える。その都度、よく混ぜる。

画像: 生地に卵を少しずつ加える

生地に卵を少しずつ加える

[はなよりひと言]

分離しないように、卵は少しずつ加えます。

 に粉類を一度に加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。

画像: 粉を加えた状態

粉を加えた状態

画像: 生地がまとまった状態

生地がまとまった状態

 の生地をふたつに分け、それぞれラップをして冷蔵庫で2時間以上、寝かせる。

画像: 生地をふたつに分ける

生地をふたつに分ける

[はなよりひと言]

生地をラップしたら、少し平らにした状態で冷蔵庫に入れるとのばしやすいです。生地がまだやわらかいので、冷蔵庫でしっかり冷やします。今回は半量を使用したので、残りは冷凍庫で保存しました。

 ペストリーボードやまな板などに薄力粉で打粉(分量外)をし、生地をのせ、打粉をしながらめん棒で3mm厚さほどにのばす。

[はなよりひと言]

生地がくっつきやすいので、台とめん棒に薄力粉をまぶします。

 の生地を、タツノオトシゴの型で型抜きしたら、クッキングシートを敷いた天板に間隔をあけて並べ、180℃のオーブンで7分ほど焼く。

画像: 型抜きする

型抜きする

[はなよりひと言]

天板の大きさに合わせて、私は2回に分けて焼きました。2回に分けて焼く場合は、残りの生地は冷蔵庫に戻します。

 白いアイシングをつくる。粉砂糖にレモン汁を少しずつ加え、その都度、泡立て器で混ぜる。

画像: レモンのアイシング

レモンのアイシング

[はなよりひと言]

かたさはレモン汁の量で調整します。

 黒いアイシングをつくる。粉砂糖に卵白を少しずつ加え、その都度、泡立て器で混ぜる。

 生地が黒くなるまで、食用色素を少しずつ加える。

[はなよりひと言]

色素は通常は砂糖と混ぜてから使えますが、ここでは最後に少しずつ加えながら色の濃さを調整しています。

10 クッキーが焼けたら網の上で冷まし、アイシングする。白アイシングをアイシング用のコルネに入れ、タツノオトシゴの体の部分の輪郭を描く。

画像: 焼き上がり

焼き上がり

画像: コルネにアイシングを入れる

コルネにアイシングを入れる

画像: 輪郭をつくるとアイシングが塗りやすくなる

輪郭をつくるとアイシングが塗りやすくなる

[はなよりひと言]

ここでは専用のOPPシートを使っていますが、クッキングシートでもコルネをつくれます。先端部分に穴が開くように、紙をクルクル巻きます。

11 残りの白アイシングで体を白く塗りつぶす。鼻の部分などにレモンの皮をのせる。

画像1: つくり方

12 11の表面が乾いたら、黒アイシングをアイシング用のコルネに入れ、目やヒレを描く。同じように、白アイシングで頭などのデザインを描く。

画像: 白いアイシングを加えていく

白いアイシングを加えていく

[はなよりひと言]

アイシングが飛び出さないように、上の部分を閉じて使います。



画像2: つくり方

はな
モデル・タレント。神奈川県横浜市出身。17才からモデル活動を始める。現在は、ファッション誌で活躍するかたわら、FMヨコハマ「Lovely Day♡~hana金~」のナビゲーターも務めるなど、幅広く活躍している。趣味はお菓子づくりや茶道、仏像鑑賞。著書に『今日もお稽古日和』『はな、茶の湯に出会う』(ともに淡交社)、『hana’s style book』(宝島社)、『ちいさいぶつぞう おおきいぶつぞう』(幻冬舎)、『おくるおかし』(集英社)など多数。当連載を加筆修正したムック『はなのお菓子』(扶桑社)が10月10日に発売になったばかり。

インスタグラム:@hanalovestaco

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天然生活webの連載「はなのお菓子」で人気のレシピを集めて、1冊にまとめました。「いちごショートケーキ」「タルトタタン」「台湾カステラ」「バスクチーズケーキ」など、はなさんが試作を重ねてできた32のレシピ。ぜひお家でつくってみてください。お菓子づくりに目覚めたきっかけなどについてのインタビューも掲載しています。



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