• お笑いコンビ、たんぽぽの白鳥久美子さんは、おばあちゃんっ子だったこともあり、「ばあちゃん仕事」に憧れ、愛してやみません。今日も、手を動かして、暮らしをつくる。白鳥さん流の「楽しい小さな暮らし」をご紹介します。年末に胃腸炎で体調を崩した白鳥さん、体にやさしい薬膳スープをつくります。

    野菜嫌いの娘といただく、きのこの薬膳スープ

    去年のクリスマスに娘が胃腸炎になり、まんまと私もうつりまして、吐いたりお腹ピーピーで大変な年末を迎えていました。

    しかも年末の忙しい時期ということもあって、夫は仕事で不在

    私1人でフラフラになりながら、幼い子供2人を世話をするのが本当に大変で、なす術もなく3人でわんわん泣いている時もありました。

    余談ですが、胃腸炎で吐いたりした後の服やシーツは、塩素系の漂白剤につけ置きしてから洗わないとうつるらしいですね。すっかり失念していました。

    4日ほどで体調はよくなったのですが、まだ胃の調子が完全ではなく、年末に食べるようなご馳走ではなく、薬膳スープみたいなものが食べたいと思いました。

    優しい味で身体によさそうなスープ。そんなものどこで売っているのか分からず、自分でつくれるものならつくってみようと思い立ちました。

    娘は只今、絶賛野菜嫌い発動中なのですが、唯一食べてくれるものがきのこ。

    きのこが入っていれば、他の野菜も食べてくれるんじゃないか? と思い、さまざまなやり方で試しましたが無駄でした。

    どんなに小さく刻んでも「これ、いなない!(いらない!)」と言ってつまみ出して、きのこしか食べません。

    ならば、きのこの薬膳スープをつくろう。娘用には漢方なしの、きのこスープです。

    画像1: 野菜嫌いの娘といただく、きのこの薬膳スープ

    ネットで探した簡単なメニューだと、こんなつくり方がありました。

    ごま油にニンニク、生姜、唐辛子を入れて香りが立ったら、きのこ、朝鮮にんじんを入れて炒める。その後に水、鶏がらスープの素、なつめ、クコの実、松の実、はと麦を入れて煮る。塩で味を整えて出来上がり。簡単です。

    唐辛子は娘も食べるので抜きました。朝鮮にんじんもないので、普通のにんじんに。(まだ娘が食べてくれるかもしれないという期待が消えません。)

    そういえば、そもそも漢方ってスーパーで売ってるのかしら? と思ったら、うちの近所のスーパーには、なつめ以外は普通に売っていてびっくりしました。

    漢方って言っても、調味料の一部なんだなぁと妙に感心してしまいました。

    もっと日頃から、こういうものに意識を向けて体調に合わせて食事を考えていたらよかったなぁ。

    ちゃちゃっとつくった簡単な薬膳きのこスープは、そうそう、この香り。この味が食べたかったのよ。という、私としては満足の味でした。

    ここに手羽元とか入れても美味しいんだろうなぁ。もっと色々な漢方入れてみたいなぁ、と思いました。

    そういえば、みかんの皮も漢方にはありますよね。つくってみようかなぁ。

    画像2: 野菜嫌いの娘といただく、きのこの薬膳スープ

    娘もいろんなきのこを入れたおかげで、もりもり食べてくれました。にんじんだけはキレイによけながら

    お正月も過ぎると体調も完全回復しまして、仕事にも無事に復帰しました。

    どんなご馳走より、薬膳スープが身体に沁みた年末年始となりました。

    画像3: 野菜嫌いの娘といただく、きのこの薬膳スープ


    画像4: 野菜嫌いの娘といただく、きのこの薬膳スープ

    白鳥久美子(しらとり・くみこ)
    1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。



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