(『二十四節気の心地よい料理と暮らし』(グラフィック社)より)
菜の花のほろ苦さを楽しむ
料理家で発酵マイスターである、榎本美沙さんの新刊『二十四節気の心地よい料理と暮らし』では、一年を二十四の季節に区切った二十四節気を元に、季節の声に耳を傾けながら、その時季だからこそ楽しめる料理や花、暮らし方を紹介しています。
春を待ちわびる立春の時季に味わいたい菜の花は、おひたしや和え物などの和食が定番ですが、トースターやグリルで焼いてほろ苦さを味わうのがお気に入りという榎本さん。洋風、エスニック風の料理で使うことも多いそう。
本記事でご紹介する「菜の花と卵のグリル」はシンプルな調理法ですが、 菜の花のほろ苦いおいしさが楽しめる一品。ぜひこの時季に味わってくださいね。
菜の花と卵のグリルのつくり方
菜の花はオイルをまぶしてトースターで焼くのが榎本家の定番。
とても簡単だけれど、焼き目の香ばしさとほどよい苦味が、卵に合います。
材料(2人分)
● 菜の花 | 1/2束(100g) |
● 卵 | 2個 |
● オリープオイル | 大さじ1 |
● 塩、こしょう | 各適量 |
つくり方
1 菜の花は半分の長さに切り、オリーブオイルを絡める。耐熱皿に半量ずつ入れる。
2 卵をそれぞれのせ、塩とこしょうをまぶし、オーブントースターで7~10分焼き色がつくまで焼く。
〈撮影/宮濱祐美子〉
※ 本記事は『二十四節気の心地よい料理と暮らし』(グラフィック社)からの抜粋です
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本書は太陽の軌道をもとに一年を二十四の季節に区切った二十四節気を元に、季節の声に耳を傾けながら、その時季だからこそ楽しめる料理や花、暮らし方を紹介しています。
著者は発酵料理家・榎本美沙さんです。
立春にはふきのとうや菜の花の料理を楽しみ、雨水には花わさびを飾り、調理していただく。
ひな祭りのあるこの時季は昆布でしめた鯛や菜の花でちらし寿司を作り、啓蟄にはミモザを飾り、豆板醤を仕込む。
春夏秋冬では気づけなかった気候に合わせたゆったりした楽しみ方を紹介します。
榎本 美沙(えのもと みさ)
料理家/発酵マイスター
発酵食品、旬の野菜を使ったシンプルなレシピが好評で、テレビ、雑誌や書籍へのレシピ提供、イベント出演などを行う。YouTubeチャンネル「榎本美沙の季節料理」、Instagram(@misa_enomoto)、夫婦でつくるレシピサイト「ふたりごはん」も人気。
最新刊『二十四節気の心地よい料理と暮らし』(グラフィック社)amazonで見る が好評発売中。
そのほかの著書に、『今すぐ始められる、毎日続けられる。ゆる発酵』(オレンジページ) amazonで見る 、『からだが喜ぶ 発酵あんことおやつ』(主婦と生活社) amazonで見る 、『からだが整う〝ひと晩発酵みそ〟』(主婦と生活社) amazonで見る 、『ちょこっとから楽しむ はじめての梅仕事』(山と渓谷社)amazonで見る など多数。
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