料理研究家の松田美智子さんにたらの芽のグラタンのつくり方を教えていただきました。豆乳とサワークリームでつくるあっさりしたソースがたらの芽の苦味にぴったりです。
たらの芽の下処理の仕方
1 根元のかたいところを切り落とし、木の幹のような茶色い部分をむきとり、根元にある赤茶色い葉のようなはかま部分を取り除く。
2 根元に1cm程度の一文字の切り込みを入れる。
たらの芽のグラタンのつくり方
もっとさっぱり仕上げたいときはクリームにレモン汁を加えても美味。
材料(2人分)
● たらの芽 | 8個 |
● 豆乳 | 3/4〜1カップ |
● 卵黄 | 1個分 |
● サワークリーム(室温にもどしておく) | 1/2カップ |
● パルメザンチーズ | 大さじ2 |
● 塩、白こしょう | 少々 |
つくり方
1 ボウルにサワークリーム、卵黄を入れてよく混ぜる。豆乳を加えて泡立て器でしっかり混ぜ、塩と白こしょうで味をととのえる。
2 グラタン皿に下処理をしたたらの芽を並べ、1をたっぷりかけ、パルメザンチーズをのせて、190℃のオーブンで5〜6分焼く。
たらの芽のこと
たらの芽とは、ウコギ科の落葉低木「タラノキ」の新芽のこと。タラノキは日本全国に自生する植物で、たらの芽は「春を告げる山菜」のひとつとして親しまれてきました。天然物の旬は、採れる場所の気候にもよりますが4~5月ごろ、ハウス栽培物は3月ごろがピークです。
苦味と香りがごちそうのたらの芽。根元がふっくらと太く、芽の先まで緑色でピンと張っているものを選びましょう。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/村上有希〉
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu
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