• なかしましほさんがつくる、素朴で、味わい深くて、ちょっぴり新しい韓国おやつ。昔ながらのお菓子から旬のデザートに飲みものまで、おうちで楽しんでみませんか。今回は、なかしましほさんが韓国で出合ったお菓子「クァベギとホットク」のつくり方を教わります。
    (『天然生活』2023年4月号掲載)

    「クァベギとホットク」のつくり方

    ねじり揚げドーナツのクァベギは、白玉粉を加えることでできたてサクフワ、

    冷めるともっちり食感に。屋台の定番ホットクもアレンジしてつくれます。

    画像: 「クァベギとホットク」のつくり方

    材料(クァベギ8個分/ホットク6個分)

    ⚫︎ A
    ・ 牛乳70mL
    *ホットクは卵を入れずに牛乳を100mLにする。
    ・ きび砂糖大さじ1と1/2
    ・ 塩大さじ1と1/2
    ・ 溶き卵1/2個分(25g)
    ・ 太白ごま油大さじ1
    ・ きび砂糖大さじ1と1/2
    ⚫︎ B
    ・ 薄力粉90g
    ・ 強力粉30g
    ・ 白玉粉30g
    ⚫︎ ドライイースト3g
    <クァベギ>
    ・ きび砂糖適量
    ・ 揚げ油適量
    <ホットク>
    ⚫︎ C
    ・ きび砂糖大さじ4
    ・ シナモンパウダー小さじ1
    ・ ピーナッツ(細かくきざんだもの)大さじ1
    ⚫︎ 油大さじ2

    つくり方<共通>

     ボウルにAを入れて泡立て器でよく混ぜ、湯せんにかけて人肌に温める。Bを合わせたものを加え、その上にドライイーストをのせ、へらで混ぜる。粉けが少なくなってきたら、へらをボウルの底に押し付けるように、しっかり混ぜる。

    *ホットクはこのあと

     台の上に置き、カードを使いながら5分ほどこねる。やわらかい生地にまとまりと少し弾力が出てくる。

     温かい場所に置き、約2倍に膨らむまで1時間発酵させる。取り出してクァベギは8等分、ホットクは6等分にする。ぬれ布巾をかぶせ10分おく。

    <クァベギ>

    画像: のばした生地の両端に手をあて手前と奥の逆方向にねじる

    のばした生地の両端に手をあて手前と奥の逆方向にねじる

    生地を細長くのばして両端を手前と奥にねじったあと持ち上げると、自然とツイスト状になる。

    ねじり終わりは指でつぶし、ひとまわり大きく切ったオーブンシートの上に置く。

    温かい場所で1.5倍になるまで30~45分さらに発酵させる。

    170℃の揚げ油にシートごと入れてはがし、上下を返しながら3~4分ほど色よく揚げる。

    粗熱が取れたらきび砂糖をまぶす。

    <ホットク>

    画像: 親指と人さし指の上に生地をのせCをさじごと押し込む

    親指と人さし指の上に生地をのせCをさじごと押し込む

    生地を広げ、中央に合わせたCを小さじ2強のせて包む。

    フライパンに油を引いて弱火にかける。

    生地を1〜2個のせ、うすい焼き色がついたら裏返し、へらで押し付けて広げる。

    両面よい焼き色になるまで焼く。適宜油を足して、残りも焼く。

    下準備

    ⚫︎ 白玉粉は細かく砕く。



    <料理/なかしましほ 撮影/高橋ヨーコ スタイリング/荻野玲子 取材・文/omo!(土田理奈、後藤涼子)>

    なかしま・しほ
    新潟県生まれ。レコード会社、出版社に勤めた後、ベトナム料理店、オーガニックレストラン勤務を経て料理家に。2006年、東京・国立におやつの店「foodmood」をオープン。毎日食べたくなるやさしい味わいのお菓子が人気を博している。『たのしいあんこの本』(主婦と生活社)など多数の著書がある。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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