（『1品作れば満足。2品あれば最高！ ごはん同盟・しらいのりこの お弁当はこれでいいのだ』より）
「1品弁当」に慣れてきたら、次は「2品弁当」に挑戦！
ごはん＋主菜＋副菜の「2品弁当」でボリューム満点！
初めてお弁当づくりに挑戦する人や、無理なくお弁当をつくりたい人のために、ごはん同盟のしらいのりこさんが提案するのは、ごはん＋おかず1～2品の「ごはん弁当」。
前回の記事では、初めての人にもおすすめの、ごはん＋おかす1品でつくる「1品弁当」を紹介しました。
「1品弁当」に慣れてきたら、次は、主菜＋副菜＋ごはんの「2品弁当」に挑戦してみましょう。
おかずが2品あれば、満足度は何倍にもアップ。味わいや食感が違うものを2品合わせるのがポイントです。
続けるうちに、前日に下味をつけておいたり、材料を切っておいたり、効率のいい段取りが見えてきて、だんだん“弁当脳”になってくるはず。
本記事では、「肉の2品弁当」のなかから「牛じゃが弁当」を紹介します。こっくりと甘辛い牛じゃがと、ほろ苦い春菊の組み合わせで、ごはんが進みます。
主菜「牛じゃが」のつくり方
最後にみりんを加えててりてりに！ いもは棒状に切って煮る時間を短縮。
材料（多めの1人分）
| ● 牛こま切れ肉 | 100g |
| ● じゃがいも | 1/2個（約80g） |
| ● 玉ねぎ | 1/4個（約50g） |
| ● 赤唐辛子の薄い小口切り | 1本分 |
| ● 煮汁 | |
| ・水 | 1/2カップ |
| ・砂糖 | 小さじ2 |
| ・酒 | 大さじ1 |
| ・しょうゆ、みりん | 各大さじ1 |
| ● ごま油 | 小さじ2 |
つくり方
１ じゃがいもは皮をこすって洗い、皮つきのまま1.5cm角の棒状に切る。玉ねぎは幅1cmのくし形に切る。
２ フライパンにごま油と赤唐辛子を中火で熱し、牛肉、玉ねぎ、じゃがいもを2分30秒ほど炒める。煮汁の水、砂糖、酒を加えてふたをし、強めの中火で2分ほど煮る。ふたを取ってしょうゆを加え、汁けがほぼなくなるまで1分ほど煮つめる。みりんを回しかけ、さっと炒め合わせて火を止める。
（1人分504kcal 塩分2.8g）
副菜「春菊のナムル」のつくり方
春菊のほろ苦さが、こっくりと甘辛い牛じゃがにマッチします。
材料（1人分）
| ● 春菊 | 1/2わ（約100g） |
| ● 白すりごま | 小さじ1 |
| ● ごま油 | 小さじ1 |
| ● 塩、こしょう | 各少々 |
つくりかた
春菊は長さ4cmに切り、耐熱ボールに入れる。ごま油をふってあえ、ふんわりとラップをかけて、電子レンジで2分ほど加熱する。水けを絞り、すりごま、塩、こしょうを加えて混ぜる。
（1人分75kcal 塩分1.0g）
〈撮影／木村 拓（東京料理写真）、鈴木泰介〉
※ 本記事は『1品作れば満足。2品あれば最高！ ごはん同盟・しらいのりこのお弁当はこれでいいのだ』（オレンジページ）からの抜粋です
しらいのりこ（ごはん同盟）
お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチとともにごはん好きの炊飯系フードユニット 「ごはん同盟」として、おいしいごはんの炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。忙しい人に寄り添ったお弁当レシピも、幅広い層から支持されている。近著に『ごきげんな晩酌家飲みが楽しくなる日本酒のおつまみ 65』（山と溪谷社）など。
Instagram：@shirainoriko
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これなら始められる！必要最小限のじみ弁本。
ごはん同盟・しらいのりこが提案する、超実用重視の弁当レシピ集。1品作れば大満足な「のっけ弁」から、おいしくて飽きない「2品弁当」まで「これなら続く！」「始められる！」と、前向きな気持ちになる一冊です。
