• やっぱり王道がいちばん! ほんとうにおいしい定番弁当を料理研究家の本田明子さんに教わりました。今回は、おいしい「おにぎりのつくり方」「おにぎりの食中毒対策」を紹介します。
    (別冊天然生活『みんなの定番弁当』より)

    おにぎりづくりの食中毒対策7カ条

     おかずをつくる前に、まずにぎる!

    とくに肉や魚などを触る前につくってしまおう

     せっけんで手を洗い、さらに粗塩で洗ってせっけんのにおいを消す

     おにぎりはまな板にのせない。平皿を用意する

     殺菌作用のある梅のおにぎりを最初ににぎろう

     ひとつ目のおにぎりは自分用。お弁当にするのはふたつ目から

     気温、湿度に気を配り、暑い時季は素手でにぎらず、ラップを使用する

    温度、湿度が高いと食中毒の原因となる菌が増えやすくなるので注意

     暑い時季は塩むすびはやめる。具材は塩がしっかり効いたものを!

    減塩の梅干しや、甘塩のさけは避ける

    本田明子さんに教わる
    ほんとうにおいしい「おにぎり」のつくり方

    ごはんをにぎる

     小ぶりの茶碗にごはんを軽く盛りつける。 使うごはんの7割が目安。炊きたてのほうがふんわりにぎれる。

    画像: 茶碗を使うほうが形をつくりやすい

    茶碗を使うほうが形をつくりやすい

     具を真ん中に置く。

    画像: 具の量はこんな感じ

    具の量はこんな感じ

     具の上にごはんをひと口分(残りの3割)ほどのせる。

    画像: ごはんをふんわりほぐす

    ごはんをふんわりほぐす

     手を冷たい水で冷やし、余分な水けをはらう。

    画像: 手が温かいと、ごはんがくっつく原因に

    手が温かいと、ごはんがくっつく原因に

     利き手の指2本に塩を取り、両方の手のひらにのばす。

    画像: 塩むすびの場合は指先3本分

    塩むすびの場合は指先3本分

     茶碗をひっくり返して、ごはんを手のひらにのせる。

    画像1: おにぎりの「食中毒対策」7カ条と、ほんとうにおいしい“にぎり方”のコツ/本田明子さん
    画像2: おにぎりの「食中毒対策」7カ条と、ほんとうにおいしい“にぎり方”のコツ/本田明子さん

     茶碗の底側にあったごはんが手のひら側になるよう両手にのせ直す。

    画像: 底のごはんは押されて軽くまとまっているのでそこがおにぎりの表面になるようににぎっていく

    底のごはんは押されて軽くまとまっているのでそこがおにぎりの表面になるようににぎっていく

     利き手をかぶせて両手で包み込むようにして、1回きゅっとまとめる。

    画像1: ごはんをにぎる

     利き手の反対側の親指の付け根のふくらみで側面を押すようにして3回、表裏を返して同様に3回、転がしながら三角形をイメージしてまとめる。

    画像: にぎるというより、ごはん粒を寄せてくっつけるように。力は入れない

    にぎるというより、ごはん粒を寄せてくっつけるように。力は入れない

    10 側面を上にして平皿に置く。少しおくと、下のほうは平らにととのってくる。上下を返す。

    画像2: ごはんをにぎる

    きれいな三角形にしたい場合は、皿の上でととのえても!

    のりを巻く

    11 のりはおにぎり用を使用。三角形の頂点からのりが少し上に出るくらいに合わせる。

    画像1: のりを巻く

    12 おにぎりの底が見えるよう、おにぎりを倒し、のりを底から反対側にもっていく。

    画像2: のりを巻く

    13 具材をのせる場合は上ののりをカットして、頂点にのせる。のせない場合は、そのまま閉じる。

    画像3: のりを巻く

    おいしいおにぎりは、それだけでごちそうです。

    画像4: のりを巻く

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    <撮影/山川修一 取材・文/野上郁子>

    本田明子(ほんだ・あきこ)
    小林カツ代の一番弟子として長年師事し、独立。雑誌、料理書、テレビなどで幅広く活躍。ふたりの子を育て上げた母でもあり、弟子時代から何千食というお弁当をつくってきたエキスパート。『本田明子さんのさあ、なに食べよう。』(マガジンハウス)、『野菜のおかず、何にする?』(ワン・パブリッシング)など著書多数。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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