極上ししとうがらしちりめんのつくり方
ししとうがらしの種をていねいに取り除くことで苦味のないキレのある味に。
材料(つくりやすい分量)
● ししとうがらし | 10本 |
● ちりめんじゃこ | 1カップ |
● 米油 | 大さじ2 |
● 塩 | 少々 |
つくり方
1 ししとうがらしは天地を切り落とし、縦半分に切り、先の細いスプーンなどで種を取り、小口切りにする。
2 鍋にちりめんじゃこ、米油を入れて混ぜてから中火で炒る。
3 ちりめんじゃこが少しカリッとしてきたら、1を加え、軽く塩をふる。ペーパータオルにいったんあげて広げ、油を切り、器に盛る。
ししとうがらしのこと
6月〜8月に収穫期を迎え、高知県産が出荷量の大半を占めるししとうがらし。老化防止や美肌効果があるといわれるカロテン、免疫力アップ、疲労回復、ストレス解消、美肌効果、夏バテ防止効果が期待されるビタミンCが豊富に含まれています。さらに動脈硬化を防ぐ働きのあるビタミンPも含まれており、ビタミンPはビタミンCの吸収を助ける働きもあるという優秀な食材。
油との相性ぴったりで、油を使うとカロテンの吸収率がアップします。暑くなるこれからの季節にぜひ取り入れたいものです。
見た目は青とうがらしとそっくりですが、辛みがほとんどないのがししとうがらし。しかし、辛みがないと思って口に入れたら、とても辛かったという経験がある方も多いかもしれません。ストレスを強く受けたししとうがらしが辛くなるともいわれていて、形が曲がっていたり、縮れているものはストレスがかかった合図。まっすぐ伸びた形のいいものを選びましょう。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/村上有希〉
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu
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