• 料理研究家の松田美智子さんにはんぺんと里いものポタージュのつくり方を教えていただきました。里いもにはんぺんを加えた、トロッとなめらかな口当たりのポタージュ。はんぺんのうま味もしっかりいきています。

    はんぺんと里いものポタージュのつくり方

    画像: はんぺんと里いものポタージュのつくり方

    栄養満点のスープ。やさしい味にナンプラーがアクセント。

    材料(つくりやすい分量)

    画像: 材料(つくりやすい分量)
    ● はんぺん1枚(約120g)
    ● 里いも2〜3個
    ● チキンスープ3カップ
    ● 牛乳1カップ
    ● サワークリーム1/4カップ
    ● ナンプラー大さじ1
    ● 白こしょう少々

    つくり方

     里いもはよく洗い、お尻の方から薄く皮をむく。汚れがあれば、ペーパータオルで拭き取り(皮をむいたら水洗いはしない)、7mmの厚さの輪切りにする。

    画像1: つくり方

     小鍋にとチキンスープ、はんぺんを入れる。はんぺんをくずしながら里いもがやわらかくなるまで煮て、ハンドミキサーをかける。味をみて、牛乳を加え、ナンプラーで味をととのえる。最後にハンドミキサーをかけてさらになめらかにする。器に盛りサワークリームをのせて、白こしょうを添える。

    画像2: つくり方
    画像3: つくり方
    画像4: つくり方

    はんぺんのこと

    画像1: はんぺんのこと

    はんぺんは魚のすり身に山いもや卵白などを加え、気泡を含ませるように混ぜた生地をお湯でゆでてつくります。ふわふわしたやわらかい食感が特徴です。

    はんぺんという名前は、駿河(静岡県)の料理人、半平が考案したことに由来するとか。魚のすり身をお椀のふた半分に盛って形をつくったので“半片”と称するようになったともいわれています。

    とくに関東地方で好んで食べられ、おでんやお吸い物のほか、焼いてしょうゆをかけて食べたり、煮物などに調理されたりしますが、すりつぶすというという調理法も。ひりょうずや伊達巻き、ポタージュに加えればやわらかな食感と魚のうま味が広がります。

    高タンパク、低脂肪のはんぺんは、どの年齢層にもぴったりの食材。さまざまな使い方で積極的に取り入れましょう。


    〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/佐藤雅子〉

    画像2: はんぺんのこと

    松田美智子(まつだ・みちこ)
    日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
    インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu

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    画像: はんぺんと里いものポタージュ|松田美智子の季節の仕事

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    (松田美智子・著/文化出版局刊)

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