(『天然生活』2020年1月号掲載)
サラダやサンドイッチの具材に
おかずと調味料のいいとこ取りの「塩卵」
料理研究家の松田美智子さんに、自家製保存食「塩卵」のつくり方を教えていただきました。
ほどよい塩味が全体についた卵は、おかずと調味料のいいとこ取り。
くずしてサンドイッチの具にしたり、お弁当に入れたりと、さまざまな料理に活躍します。
いんげんなどのゆで野菜とあえれば、美しい色どりのサラダにも。
「塩卵」のつくり方
材料(つくりやすい分量)
● 卵(室温にもどす) | 6個 |
● 塩 | 大さじ2 |
● 水 | 800mL |
つくり方
1 鍋に塩と水を入れ、卵を加えて中火にかける。鍋縁がふつふつとしてきたら、菜箸を2膳持ち、鍋中をやさしく5~6回混ぜて水流をつくり、卵黄が中心にくるようにする。
2 弱火で15分ゆで、火を止める。冷めたら卵の殻全体にひびを入れ、ゆで汁につけて冷蔵庫に保存する。
※冷蔵庫で1週間ほど保存可能。
「塩卵」を使って
「さやいんげんと塩卵のサラダ」のつくり方
卵に味がついているので、サラダのドレッシングは少なめに。
素材それぞれの味と食感を楽しむ一品です。
材料とつくり方(2人分)
1 かためにゆでたさやいんげんをひと口大に切る。塩卵は食べやすい大きさに切る。
2 玉ねぎ1/4個を薄切りにし、オリーブオイル大さじ3、塩小さじ1/3、白こしょう少々、白ワインビネガー大さじ1と1/2、フレンチマスタード小さじ1を合わせてドレッシングにする。1をあえて盛りつける。
〈撮影/川村 隆 取材・文/河合知子〉
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
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