イタリアに住むうちに修道院菓子に魅了された佐藤礼子さんに、パリパリした食感の薄焼きのおやつ「ブリジディーニ」のつくり方を教わります。お茶時間のおともに、異国気分を味わってみませんか。
(『天然生活』2023年12月号掲載)
(『天然生活』2023年12月号掲載)
ブリジディーニのつくり方
アニスの香りとパリパリ食感が魅力のトスカーナ州の定番おやつ。
材料(約30枚分)
● 薄力粉 | 120g |
● 卵 | 1個 |
● グラニュー糖 | 60g |
● アニスシード | 10g |
● 塩 | ひとつまみ |
つくり方
1 ボウルに卵、グラニュー糖を入れ、泡立て器で軽く混ぜる。薄力粉、アニスシード、塩を加えてへらで混ぜてから、手でひとまとまりにする。
2 打ち粉をした台に1を置き、直径2cmのひも状にして、2cm幅に切る。
3 熱したフライパンに生地をのせ、約15cm角に切ったオーブンペーパーをかぶせ、小鍋の底などで押し広げながら焼く。途中、生地を返し両面をこんがりと焼く。温かいうちに手で端をふたつに折ったり、寄せたりして、好みに成形する。残りも同様に焼く。
〈料理・文/佐藤礼子 撮影/在本彌生 スタイリング/曲田有子〉
佐藤礼子(さとう・れいこ)
イタリア・シチリア在住。「ラ ターボラシチリアーナ」主宰。2004年にイタリアに渡り、郷土料理、郷土菓子を学ぶ。修道院菓子の背景を盛り込んだレシピ本『イタリアの修道院菓子』(誠文堂新光社)が発売中。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです