• 神戸元町・六甲から、西脇市の里山に移住した「かもめ食堂」船橋律子さん。移住先のご近所づきあいから生まれた、新メニューを教えていただきました。さわやかな“ゆず”が香るケーキ「ウィークエンド・ゆず」のつくり方を紹介します。
    (天然生活2022年2月号掲載)

    居心地のいい厨房で、大好きなお菓子づくりを楽しむ

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

    築約40年の一軒家に家族とともに移り住んだ船橋さん。寒がりな船橋さんの希望で、厨房はクッションフロアに。「ついつい長居してしまう」ほど快適になり、料理はもちろん「お菓子づくりにも熱が入る」とご満悦です。

    「六甲みたいに近くにケーキ屋さんもないので、ご近所さんにいただいた柑橘類を使ったお菓子をよくつくっています」

    もともとお菓子づくりが大好きな船橋さん。「まだまだ修業中」とのことですが、いずれはお店で登場するかも。

    画像: 「先日いただいたゆず」をたっぷり使って、家族にも好評なババロアに

    「先日いただいたゆず」をたっぷり使って、家族にも好評なババロアに

    画像: お向かいさんの庭にたわわに実る果実。よくいただくそう

    お向かいさんの庭にたわわに実る果実。よくいただくそう

    身近な果物を使った「ウィークエンド・ゆず」のつくり方

    画像: 身近な果物を使った「ウィークエンド・ゆず」のつくり方

    レモン菓子の定番「ウィークエンド・シトロン」のゆずバージョン。

    さわやかな香りとやさしい甘さのケーキは、朝食にもおすすめ。「身近にある柑橘類をレモンの代わりによく使います」。同じくゆずを用いたババロアとともに。

    材料とつくり方(パウンド型1本分)

     型にオーブンシートを敷いておく。バター(食塩不使用)100g、卵2個は常温に戻しておく。ゆず1個は皮の黄色いところだけすりおろし、果汁をしぼり種を除いておく(果汁大さじ1と皮少々は仕上げ用に取り置く)。

    薄力粉100g、アーモンドプードル30g、ベーキングパウダー5gは合わせてふるっておく。オーブンは170℃に予熱しておく。

     ボウルにバターを入れホイッパーで混ぜる。グラニュー糖100gを3回に分けて加え、白っぽくなるまで混ぜる。

     卵はよく溶いて、に少しずつ加え混ぜる。

     ゆずの果汁大さじ1と皮を加え混ぜる。

     粉類を一気に加え、ゴムベラで粉気がなくなって生地がなめらかになるまで混ぜる。

     型に流して軽く表面をならし、オーブンで40分ほど焼く(竹串を刺して生地がついてこなければ焼き上がり)。型から外して冷ます。

     粉糖50gにゆず果汁大さじ1を加えてとろりとなるまで混ぜ、ケーキの表面に塗る。ゆずの皮適量をちらす。



    〈撮影/竹田俊吾 取材・文/山形恭子、鈴木理恵〉

    船橋律子(ふなはし・りつこ)
    「かもめ食堂」店主。兵庫県の神戸元町、六甲を経て、2021年12月に西脇市黒田庄町に移転オープン。著書に『六甲かもめ食堂の野菜が美味しいお弁当』(誠文堂新光社)。
    https://kamomeshokudo.com/

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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