(『天然生活』2021年5月号掲載)
平日の朝にすっきりふき掃除、気持ちに余裕のある週末に
インテリアショップ「イデー」のディスプレイを監修する小林夕里子さん宅は、まるで小さなギャラリーのよう。アート作品が壁に飾られ、どこを見ても清潔で、ていねいに整えられています。
「ずっと小売業で働いてきたため、ものをどかしてふき掃除することが自分の習慣になっているんです。DIYでリノベーションしたので愛着があり、きれいにしておきたいというのもあります。でも、見えるところだけなんですよ」
たとえばダイニングテーブルは物を置きっぱなしにすると散らかった印象になるため、使うたびに片づけてふき掃除。
また、日が入るリビングのブラインドはほこりが目につきやすいので、毎朝の開け閉めでほこり対策をしています。
「メーカーの担当者に教えてもらった方法です。窓を開けてブラインドを上げ下ろしするだけで、ほこりがたまりにくくなります」
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起床後、リビングの窓を開けブラインドを上げる
ブラインドは室内をすっきり見せてくれる半面、ほこりがたまりやすいのがネック。
その予防として、毎朝上げ下げをしている。
「羽根の向きを変えるだけではなく、毎日窓を開けて、ブラインドを全開にすることで、羽根にほこりが積もりにくくなります」
週末には羽1枚ずつにはたきをさーっとかけて、ブラインド掃除は完了。
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テーブルやデスクの上をフラットにしてからふく
リビングダイニングに置かれたダイニングテーブルは、朝ごはんのあと、食器などを片づけてから、必ずふいている。
「テーブルは面が大きいので、物が置いてあったり、汚れていたりすると、散らかった印象に。食事など何かしたあとは、物をどかしてふき掃除するようにしています」
仕事机も同様で、いつもすっきり。
<撮影/林 紘輝 取材・文/長谷川未緒>
小林夕里子(こばやし・ゆりこ)
オリジナルの家具や、国内外からセレクトした雑貨を扱う、インテリアショップ「イデー」にて、ヴィジュアルマーチャンダイザーを務める。著書に『暮らしを愉しむお片づけ』(すばる舎)。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです