里いものむき方
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乾いた里いもの天地を落とし、お尻の方から縦にむく。
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なるべく薄くむき、汚れはペーパータオルで拭きとる。こうすると、うま味を損なわず、煮崩れがありません。
薄切り里いもと牛こまの炒めもののつくり方

マヨネーズが入ることで、コクがアップ。
材料(2〜3人分)
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● 里いも | 200g |
● しょうが(せん切り) | 大さじ1 |
● ごま油 | 大さじ1 |
● 牛こま肉 | 200g |
● 長ねぎ | 1/2本 |
● マヨネーズ | 1/4カップ |
● 酒 | 大さじ2 |
● しょうゆ | 大さじ1 |
● 白こしょう | 少々 |
つくり方
1 里いもは皮をむき、繊維を断ち切るように5mm厚さの薄切りにする。長ねぎは根の部分を切り落とし、5mm厚さの斜めに薄切りにする。
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2 フライパンにしょうがとごま油を入れて中火で熱し、香りが出てきたら、牛肉を加えて炒める。牛肉の色が半分くらい変わったら1の里いもを加えよくからめながら炒める。マヨネーズ、しょうゆを加えさらに炒める。里いもが透き通ってきたら1の長ねぎを加え、白こしょうをして、里いもの味をみてしょうゆを加える。
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里いものこと
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ねっとりとした独特の食感が魅力の里いも。里いもに含まれるぬめり成分は血糖値やコレステロールを下げることで知られています。また、腸内環境を整える整腸作用もあるので、便秘に悩む人には、ぜひ取り入れていただきたい食材です。
順調に成長した里いもは、丸みを帯びてふっくらとし、はっきりとした縞模様が見られます。購入する際はチェックしましょう。
また、里いもを触り、手がかゆくなった場合には、酢水をつけるとかゆみが和らぎます。
里いもの保存法
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泥がついたまま室温に置くとカビが出る場合があるので、泥を水で洗い流し、ざるに上げ、しっかり乾かします。ペーパータオルを敷いたナイロンの袋に入れて冷蔵庫で保存すると、日持ちもよく、すぐに使えて便利です。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/佐藤雅子〉
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松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu
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