三寒四温の季節。
総勢100名以上のお客さまをお迎えして
春らしくなってきたと思ったら冬の寒さに逆戻り……そんな3月下旬。
3月29日(土)17時より、東京の六本木 蔦屋書店にて『菊池亜希子のありが10(とう)ふく、みせて!』の出版記念トークイベントを開催しました。
当日は、会場参加のお客さま、オンライン参加のお客さま、あわせて100名以上の方がご参加くださいました。

イベントが始まる直前まで、今回の本を熱心に読んでくださっているお客さまたち。
1ページごとに大切に読んでくださっている姿に、編集スタッフも嬉しくなりました。

イベントがスタート!
スペシャルゲストは髙橋美賀さん
まずご登場くださったのは、著者の菊池亜希子さん。
「この組み合わせがお気に入り」というボーダー×フリルのコーディネートです。

続いてご登場くださったのは、スペシャルゲストとしてお招きした「MICA TAKAHASHI」店主・髙橋美賀さん。
連載で対談したときに着用していた、華やかな全身ピンクのコーディネートです(本をお持ちの方は、コーディネートの詳細が楽しめるP.61~をぜひご覧ください)。

自分らしくいられる色、
着ていると安心できる色って?
トークは、連載「ありが10(とう)ふく、みせて!」の対談のゲストに髙橋さんをお招きしたときの話から。
「美賀さんはどんな服も“自分色”にする。服が替わっても、美賀さん自体はぶれないところに興味があったんです」と菊池さん。

「対談のお話をいただいた2年前はちょうど服を整理していたときで、どれも好き!という感じだったから、10個のアイテムを選ぶのに迷いました」と髙橋さん。

「ピンク」のアイテムについては、髙橋さんにとって“安心できる色”として、ありが10(とう)ふくのひとつに挙げたそう。
身につけていると気持ちが落ち着く、日々のお守りのような存在なのかもしれません。

「あっこちゃんだって、このピンク(髙橋さん着用のピンク)はきっと似合うよ」と髙橋さんが投げかけると、菊池さん曰く、人によって選ぶピンク、似合うピンクが異なるのだとか。
「美賀さんは少しブルーがかったピンクが似合って、私はサーモンピンクが似合うのだと思う」(菊池さん)
服選びに失敗しても
“着てみたかった”の気持ちを大切に
イベント中盤には、失敗した服との向き合い方について意見を交わす場面も。
過去に服選びで失敗したエピソードとして、髙橋さんはコート、菊池さんはチノパン。

「疲れているときに買っちゃったの」(髙橋さん)
「ダボッとしたチノパンが欲しかったのに、微妙に丈が足りなかった……」(菊池さん)
服の買い物に失敗すると、ついもったいないと思いがちですが、菊池さんは「失敗した服も、“こんな感じで着てみたかった”という買った理由がある。そのイメージに近づける作業が結構楽しいんです」と前向き。
一度は失敗したと思った服も、向き合い方を変えるだけで楽しめそうです。

旅先での「古着屋」や「服」との
出合いも楽しんでみる
イベント後半には、菊池さんが最近買ったものをお披露目。
東京のラグ店で出合ったバッグや、オーストラリアの古着屋で出合ったニットなど、菊池さんならではの個性豊かなアイテムを紹介。
旅先の古着屋に行くと、思いもよらない出合いがあるのだそう。

オーストラリアの古着屋で偶然見つけたニット
皆さんも“ありが(とう)ふく”を
楽しむきっかけになれたら
最後には菊池さんから、会場参加のお客さま、オンライン参加のお客さま、本を手に取っていただいたお客さまに向けての思いを。

「『ありが10(とう)ふく、みせて!』は、私が知りたい! 教えてほしい! と思って始めた連載なので、私ひとりではできませんでした。ふたを開けてみると“究極の人生論”みたいで、皆さんに楽しんでいただける本になったと思います。おしゃれは軽やかに楽しめるコミュニケーションツール。ぜひ皆さんも、ご自分の“ありが10(とう)ふく”を見てみてくださいね」

トークイベント終了後は、サイン会を開催。
本を大切に抱えながらお帰りになられる方、「楽しかったです」と感想を伝えてくださる方など、皆さまの幸せそうな表情を拝見し、編集スタッフも心が温まりました。

「おしゃれってこんな楽しみ方があるんだ」
そんな人生が楽しくなる気づきを、この本を通して皆さまにお届けできたら嬉しいです。

気になる方は、ぜひチェックしていただけましたら幸いです。
▼『菊池亜希子のありが10(とう)ふく、みせて!』はこちら
〈撮影/星 亘〉