菊池亜希子さんの「ありが10ふく」
4 乙女なギンガム
柄の中で一番好きなのがギンガムチェック。
見るだけで自分のなかの乙女心がときめく。パンツは「TARO HORIUCHI」

菊池
昔から変わらないチャーミングさが集約されている気がして、ついつい手に取っちゃうんだよね
千葉
わかる私も大好き!
5 プライスレスな相棒Tシャツ
たくさん持っているTシャツは、動物モチーフや80年代の映画、キャラクターものが多い。
写真はすべて古着。

菊池
中でもこの6枚は宝物みたいな存在
アクセサリー感覚でまとっているんだ
千葉
あこやんが妊婦のとき「E. T.」のTシャツを着てカレーをつくってくれたよね!
柄ものは残像として残りやすいね
6 手仕事の服
お花パーツが縫い付けられた「toss!」のキルティングジャケット、お花の刺しゅうが施された「BUNON」のトップス。

菊池
手仕事の凹凸感が私のファッションには欠かせない!
身に着けると安心するんだよね
千葉
こんな手仕事ができるの憧れる
人の手が見た目で感じられるものって、特別感があるし触れたくなるね
7 手触りのある有機的なもの
気づいたら集まっていたのが、レザーや植物などの天然素材を使ったバッグやアクセサリー。

アクセサリーも、シャープなデザインよりも、温かみのあるデザインが好み。

菊池
無機質な感じも好きだけど、自分と距離が近いのはやっぱりこのあたりの色や質感だなあ
筑前煮っぽい色が好きなんだよね
千葉
家の中もプラスチックより木のイメージが強いね
本記事は、『菊池亜希子の ありが10(とう)ふく、みせて!』(扶桑社)|菊池 亜希子(著)からの抜粋です。
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菊池亜希子が豪華ゲストを招き、ゲストの私物をもとに、おしゃれについて熱くおしゃべり。読めばおしゃれしたくなるはず!
『天然生活』で連載中の、モデル・俳優の菊池亜希子さんによる人気連載『ありが10(とう)ふく、みせて!』を書籍化しました。菊池さんがいま会いたいゲスト15人をお迎えし、ゲストが「側にいてくれてありがとう」と思う私物、10アイテムについて、根ほり葉ほり取材しています。放課後に、友達とおしゃべりしているようなリラックスした雰囲気で、ゲストの本音を引き出していく菊池さん。見えてきたのは、ひとりひとり異なる、ものとのつきあい方、おしゃれに対する考え方や、大事にされている軸でした。年齢を重ねるごとに、「何を着たらいいのか分からない」「おしゃれが昔ほど楽しくない」と、おしゃれ心が乾きがちの私たち。でも、この本を読めば、気軽におしゃれを楽しんでみようという気持ちになるはずです。中島基文さんによる、愉快なデザインも見所です。
<撮影/千葉亜津子>
著者・菊池亜希子(きくち・あきこ)
1982年生まれ。岐阜県出身。モデル・俳優・エッセイやイラストなど幅広く活躍中。近著は『へそまがりな私の、ぐるぐるめぐる日常。』(宝島社)。毎週土曜日、インターエフエムのラジオ番組『スープのじかん。』のパーソナリティーを務める。現在放送中のTBS系日曜劇場『キャスター』に出演。インスタグラム:@kikuchiakiko_official
千葉亜津子(ちば・あつこ)
1981年生まれ。愛知県出身。長野博文氏に師事後、独立。写真家として、ライフスタイル誌やファッション誌などで活躍中。2児の母。『マッシュ』での撮影の際、菊池さんからハロー!プロジェクトをすすめられたのを機に、20年来の仲に。プライベートでも親交を深める。インスタグラム:@atsukochiiba