産後5年、美容モチベーションが少し戻ってきた
こんにちは、写真と文の七緒です。
この春、美容に小さく目覚めました。きっかけは鏡に映る寝起きの自分にぎょっとしたこと。髪の毛はうねり、まぶたはむくみ、肌はくすんでいる……。
「ぎょぎょぎょ!(さかなくん風に)」
昔から髪も肌も強く、トラブルを抱えてこなかったゆえ、プチ老いにショック。
さっそく、友人に相談してフェイスパックを取り入れたり、プチプラシャンプーを「余[yo]」に変えてみたり。スナック菓子でストレス発散せず、散歩を取り入れるなどもしました。

そうした無理のない積み重ねで、髪がさらっと整い、肌がつやーんとなるさまを実感するのは、心ときめくこと。
母であっても、歳を重ねたとしても、できるだけかわいくありたい。願いとままならぬ現実はなかなかリンクしませんが、それでも美容って楽しいなあと思うこの頃です。
外見コンプレックスに悩んできた20年

今回は「メイク」と「セルフケア」の関係について。
実は昔から見た目に自信がもてず、コンプレックスをずっと抱えてきました。学生の頃はクラスで、大人になってからは職場で。外見で評価される風潮を目のあたりにし続けたことで、私は静かに自信を失っていきました。
コンプレックスを抱えた理由のひとつに「似合うメイクがさっぱりわからない」という諦めがありました。

メイク道具はシェーカーボックスにまとめています
一重だからアイシャドウは埋もれるし、左右非対称な眉毛も好きになれない。百貨店を歩いても、お呼びでない気がしてコスメカウンターには近づけない。CMや広告で表現される美しさと自分がかけ離れていて。
でも、数年前にパーソナルカラー診断を受けたことで、私にも似合う色、服装がちゃんとあることに気づき、生まれ持った容姿を少し愛せるようになったのです。
メイクもプロに教えてもらえたら、自分らしさに出会えるかもしれない……。
だれかの正解でなく、私らしさを生かせるメイクに出会う
そうして昨年、たまたま出会ったのがヘアメイクアップアーティスト・矢次千尋さんでした。
「その人がその人らしく そんなメイクを伝えています」と書かれたインスタグラムには内側から美しさがにじみ出る女性の写真がずらり。ピンと来て、すぐオンライン講座を受講しました。
「メイクのモチベーションが全然わかないんです」

そんな消極的な私の言葉から始まった講座ですが、顔のかたち、肌質、ライフスタイルを踏まえ、“らしさ”を生かす方法をマンツーマンで教えてもらったことで、メイクする喜びに初めて出会えた気がします。
一重まぶたでも、四季に合わせて彩ると案外かわいいし、眉毛だって書き方を知ればしっくりくる仕上がりに。
世の中の正解に合わせにいくのではなく、私に目を向け、活かせるメイクに整えていく。
それは、まごうことなきセルフケアでした。

おすすめされたアイテム。惰性で高校生から使い続けていたパウダーも一新。「THREE」の『アルティメイトダイアフェネス ルースパウダー』はさらっとしたつけ心地が◎
メイクは生まれ持った私を慈しむ行為
母であること、女性であること、社会の一員であること。私自身は一人なのに、自分の中にさまざまな顔があって、途方に暮れることがあります。
それでも鏡に映る自分を「あ、結構いいじゃん」と思えたら、いろんなことがうまく進む気がしてくるのです。
いま思うと、外見コンプレックスは他者と比較し、勝手に自分を卑下していたものでした。いまも時折、その傷がうずくことがあります。
だれかに憧れたり、刺激を受けたりすることも大切。けれど、自分まで否定しなくていい。
せっかく生まれ持った私の体や心を慈しんで、ぴかぴか磨いてあげたいなあといまは思っています。
▶ヘアメイク・矢次千尋さんとの対談を聞きたい方は「心地よく聴く、セルフケアジャーニー」へ
〈撮影/星 亘、七緒(フェイスパックとシャンプー) 文/七緒〉

七緒(なお)
写真と文。「毎日も人生も、心地よく」というテーマで、鎌倉山の麓に暮らしながら、心と体が楽になるセルフケアの知恵を届けている。ラジオ「心地よく聴く、セルフケアジャーニー」も好評。著書3冊、1児の母で、植物療法士としても学びを深めている。
インスタグラム:@naotadachi
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