• バターもオイルも使わずに焼く、ふかふかの米粉パン。生地をまとめるのは「こんにゃくマンナン」です。料理研究家の茨木くみ子さんに、毎日食べても飽きない「基本の丸パン」のつくり方を教わります。生地は、ボウルの中で混ぜるだけでつくれます。こねずにつくれるのもうれしいところです。

    バターもオイルも使わず、ふかふかの米粉パンに

    バターやオイルを使わずに、パンやお菓子、料理をつくる茨木くみ子さん。米粉パンも油脂を使わずに焼きたいと、サイリウムハスクの代わりになる材料を探しながら、研究を重ねてきました。

    「日本人が昔から食べてきた食品のなかから探し、やっと出合えたのが『こんにゃくマンナン』でした」

    米粉にこんにゃくの弾力が加わることで、小麦のパンに近い、ふかふかとした食感に。2年半にわたって試作を重ね、おいしく焼けるレシピができ上がりました。

    「基本の丸パン」のつくり方

    画像: 「基本の丸パン」のつくり方

    ご飯のように、毎日食べても飽きない米粉パンです。

    バターやオイルを使わず、ふかふかに焼き上げます。

    材料(4個分)1個162kcal

    ● 米粉(ミズホチカラ/熊本製粉)170g
    ● A
    ・ドライイースト3g
    ・砂糖10g
    ● 30~35度のぬるま湯約170mL
    ● B
    ・こんにゃくマンナン3.0g
    ・塩2g

    下準備

    ・こんにゃくマンナンは微量計で量る。

    ・オーブンは空の天板を入れて240度に予熱する。

    こんにゃくマンナンを使うときのコツ

    こんにゃくマンナンは、無味無臭の白い顆粒状の粉です。水に溶かすとゼリー状になりますが、だまにもなりやすいのであらかじめ米粉と合わせて、水を加えたらゴムベラで手早く混ぜ合わせるのがコツです。こんにゃく成分のコシで、成形可能なパン生地を作ります。

    このレシピでは、工程2で残りの米粉とBをよく混ぜてから、生地に加えます。こんにゃくマンナンは、量が多いと膨らみが悪くなり、少ないと水分を保持しにくくなるため、小数点まで量れる微量計で正確に計量しましょう。

    ※「こんにゃくマンナン」は、Amazonや楽天などのネット通販で購入が可能です。

    つくり方

    1 ボウルに米粉の2/3量とAを入れる。ぬるま湯は調整水を約10mL残して加え、約30秒混ぜ、ドライイーストを溶かす。

    2 残りの米粉とBをよく混ぜて1に加え、ゴムベラで手早く混ぜ合わせる。生地の硬さを見ながら、残しておいた調整水を少しずつ加え、乾いた指で触るとくっついて伸びるくらいのやわらかさに調整する。まだ硬い場合は、ぬるま湯(分量外)を少しずつ加える。ゴムベラの柄の下の方を握り、生地を手前に集めるようにしながら、1分間混ぜる。

    3 ボウルの中央に生地を集めてラップフィルムをかけ3分おく。

    4 台に打ち粉(分量外)をし、ぬらしたカードで生地を出し、生地全体に軽く打ち粉(分量外)をつけ4等分に切る。打ち粉をした手で一つずつ丸め、クッキングシートに並べる。霧吹きで生地とクッキングシート全体に水をかけ、指で生地の表面をつるつるにする。

    5 ラップフィルムをふんわりとかけ、予熱中のオーブンのそばなど約30度の温かいところで10~15分おき、ふんわり膨らみ穴が2~3個あくまで発酵させる。

    6 ラップフィルムを外し、よく切れる包丁かクラフトナイフなどをぬらして1本切り込みを入れる。雑穀パンは、十文字に切り込みを入れる。

    7 予熱した天板にクッキングシートごと6をスライドして入れる。スライドしやすいように薄いまな板やカットした段ボールの上にクッキングシートをのせてすべらせる。繰り返し使えるオーブンシートはすべりもよく、入れやすいのでおすすめ。霧吹きで生地とクッキングシートに多めの水をかける。バットやボウルなどをかぶせ、230度のオーブンで6分焼く。カバーを外して240度で約9分、焼き色がつくまで焼く。

    本記事は、『ふとらない米粉パン』(茨木 くみ子・著/文化出版局・刊)からの抜粋です

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    『ふとらない米粉パン バターオイルなし、こんにゃくマンナンでつくる』

    『ふとらない米粉パン』(茨木 くみ子・著/文化出版局・刊)

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    バターオイルなしのレシピが評判の著者が研究の末に開発した「ふとらない米粉パン」。サイリウムハスクは不使用、こんにゃくマンナンを材料に使うのが特徴です。こんにゃくの弾力性も加わってふかふかの食感に。食物繊維で腸内環境も整う、体にやさしい米粉パンです。



    <撮影/宮濱祐美子>

    画像: つくり方

    茨木くみ子(いばらき・くみこ)
    健康料理研究家。聖路加看護大学(当時)を卒業後、保健師として健康管理業務にあたる。自身の摂食障害の体験からふとることなく、心身ともに健康的な食生活は穀物をしっかり食べる和食にあることを実感。茨木クッキングスタジオを主宰し、油脂を使わないで作る、パン、お菓子、料理の教室を開くとともに、健康的なダイエット法を雑誌、テレビ、講演会などを通して普及に努めている。著書に『こねない ふとらない食パン』、『ふとらない米粉のお菓子』(ともに文化出版局)など。



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