ボウルで混ぜて発酵させる、手軽な米粉パン
バターやオイルを使わずに、パンやお菓子、料理を作る茨木くみ子さん。米粉パンには「こんにゃくマンナン」を使い、ふかふかとした食感に仕上げています。
今回教わるのは、オリーブオイルを使わない「フォカッチャ」です。生地をボウルの中で混ぜ、そのまま発酵させたら、クッキングシートに出してやさしく広げます。ひとつずつ丸める必要がないので、手軽につくれます。
表面に豆乳をぬり、指で穴をあけたら、好みのハーブと岩塩をふってオーブンへ。粉チーズを加えて焼くのもおすすめです。
「フォカッチャ」のつくり方

オリーブオイルを使わなくても、本格的なフォカッチャがワンボウルで手軽に作れます。
材料(約20×18cm 1枚分)
| ● 米粉(ミズホチカラ/熊本製粉) | 190g |
| ● A | |
| ・ドライイースト | 3g |
| ・砂糖 | 5g |
| ● 豆乳 | 100mL |
| ● 30~35度のぬるま湯 | 約100mL |
| ● B | |
| ・こんにゃくマンナン | 3.0g |
| ・塩 | 2g |
| ● 好みのハーブ(ローズマリーやバジル) | 適量 |
| ● 岩塩 | 適量 |
| ● 粉チーズ(好みで) | 適宜 |
下準備
・こんにゃくマンナンは微量計で量る。
・豆乳は電子レンジで約30度に温める。
・オーブンは空の天板を入れて240度に予熱する。
こんにゃくマンナンを使うときのコツ
こんにゃくマンナンは、無味無臭の白い顆粒状の粉です。水に溶かすとゼリー状になりますが、だまにもなりやすいのであらかじめ米粉と合わせて、水を加えたらゴムベラで手早く混ぜ合わせるのがコツです。こんにゃく成分のコシで、成形可能なパン生地を作ります。
このレシピでは、工程2で残りの米粉とBをよく混ぜてから、生地に加えます。こんにゃくマンナンは、量が多いと膨らみが悪くなり、少ないと水分を保持しにくくなるため、小数点まで量れる微量計で正確に計量しましょう。
※「こんにゃくマンナン」は、Amazonや楽天などのネット通販で購入が可能です。
作り方
1 ボウルに米粉の2/3量とAを入れて、豆乳を加える。ぬるま湯は調整水を約10mL残して加え、約30秒混ぜ、ドライイーストを溶かす。
2 残りの米粉とBをよく混ぜて1に加え、ゴムベラで手早く混ぜ合わせる。生地の硬さを見ながら、残しておいた調整水を少しずつ加え、ゴムベラでたっぷりすくった生地が三角形に落ちるくらいのやわらかさに調整する。硬いときはぬるま湯(分量外)をさらに加える。ゴムベラの柄の下の方を握り、生地を手前に集めるようにしながら1分混ぜる。
3 ボウルの中央に生地を集めてラップフィルムをかけ、予熱中のオーブンのそばなど約30度の温かいところで10~15分おき、ふんわり膨らむまで発酵させる。
4 クッキングシートに打ち粉(分量外)をし、ぬらしたカードで生地を出し、水でぬらした手で空気を抜きすぎないようにやさしく約18×15cmの楕円形にする。刷毛で豆乳(分量外)を表面にぬり、指で穴をあけ、ハーブや岩塩をふる。
5 予熱した天板にクッキングシートごと4をスライドして入れ、霧吹きで生地とクッキングシートに多めの水をかける。バットや大きめのボウルなどをかぶせ、230度のオーブンで11分焼く。カバーを外して240度で約10分、焼き色がつくまで焼く。途中約3分経ったら好みで粉チーズをふる。
本記事は、『ふとらない米粉パン』(茨木 くみ子・著/文化出版局・刊)からの抜粋です
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バターオイルなしのレシピが評判の著者が研究の末に開発した「ふとらない米粉パン」。サイリウムハスクは不使用、こんにゃくマンナンを材料に使うのが特徴です。こんにゃくの弾力性も加わってふかふかの食感に。食物繊維で腸内環境も整う、体にやさしい米粉パンです。
<撮影/宮濱祐美子>

茨木くみ子(いばらき・くみこ)
健康料理研究家。聖路加看護大学(当時)を卒業後、保健師として健康管理業務にあたる。自身の摂食障害の体験からふとることなく、心身ともに健康的な食生活は穀物をしっかり食べる和食にあることを実感。茨木クッキングスタジオを主宰し、油脂を使わないで作る、パン、お菓子、料理の教室を開くとともに、健康的なダイエット法を雑誌、テレビ、講演会などを通して普及に努めている。著書に『こねない ふとらない食パン』、『ふとらない米粉のお菓子』(ともに文化出版局)など。







