明治26年創業の老舗茶舗にて、藤田匠平と山野千里、夫婦ふたりのユニット「スナ・フジタ」の作品展示会が開かれます。
丹羽茶舗は、明治26年の創業以来「おいしい日本茶を、気軽に暮らしに取り入れてもらいたい」との思いで、京都宇治や福岡八女の茶葉、器や道具をそろえる。
そんな老舗茶舗で開かれるのは、普段使いの器やカップに動物や植物、心象風景の断片がユーモアに富んだ表現で描かれる「スナ・フジタ展」。スナ・フジタとは、藤田匠平と山野千里、夫婦ふたりのユニット名で、独特の世界観にファンも多い。
「外側だけでなく、内側にも釉薬や絵付けがされた作品は、単にかわいいだけでなく、使うたびに新たな発見があるんです」と話すのは店主の丹羽真一さん。
本展示では、茶入に使えそうなふたものなど、お茶まわりの陶器が中心に並ぶため、合わせる茶葉選びも楽しみのひとつ。
「おすすめは、香ばしいほうじ茶や、和紅茶。お茶碗には、抹茶も合います。お茶の時間が待ち遠しくなるような楽しさが、スナ・フジタ作品には詰まっているので、ぜひ実物を見に来てください。『菓子店 千茜』さんのマロンケイクも販売します」
丹羽茶舗
大分県中津市京町1-1530-1
TEL.0979-22-0123
http://niwachaho.jp/
営業時間:11:00~18:00
休み:第3日曜
<取材・文/権 佳恵>