沖縄はもう梅雨入りしましたが、関東でも梅雨の足音が少し聞こえてきていますね。なかなか思うように外に出られないいま、お花をお部屋に飾るだけで、気分も少し華やかになります。
今回の特集は「私の夏支度」。その中の「私の夏支度と、初夏の楽しみ」企画にて、フラワースタイリストの増田由希子さんを取材し、花の楽しみ方についても教えていただきました。
夏におすすめのしつらいとして、増田さんにご提案いただいたのは、鉢植えのアジサイと、ワイヤープランツを使ったアレンジ。アジサイの花が水につかないために、お花の浮き輪を使っています。
深い紫が美しく、撮影中、その美しさにため息がこぼれました。
飾るときに大切なのは「余白」。涼やかに飾るポイントはぜひ本誌をご覧くださいね。
こちらは最後まで表紙候補に残った「モクテル」の写真。
モクテルは、イギリスで流行ったノンアルコールカクテルのことらしいのですが、私も取材で初めて知りました。
今回撮影したこちらは、ピンクグレープフルーツやライムなどを使った、ビタミンたっぷりの一品。撮影するときに、増田さんが「ちょっと待っていてください」と、庭に生えているジューンベリーの花を添えてくださいました。
撮影は有賀傑さん、原稿は熊坂麻美さんに担当していただきました。いつも素敵な写真と原稿をありがとうございます。
増田さんのお家には、花瓶もいっぱい。どれも素敵で、置いてあるだけで絵になります。
うちのベランダではいま、香菜が花を咲かせています。お家で移ろう季節を感じながら、ゆっくりと夏の支度をしてみてはいかがでしょうか。
※ 増田由希子さんの記事「花と草木の力を借りてさわやかに夏の準備を」は、『天然生活』2020年7月号、P.22~25に掲載されています。