自然豊かな九州地方を、豪雨や台風など、想像以上の大規模な自然災害が襲っています。いま、私たちにできる応援の方法として、取り寄せのできる九州のつくりのよい物を、九州に縁のある方々に教えてもらいました。
(『天然生活』2020年11月号掲載)
料理研究家・門倉多仁亜さんおすすめのボディソープ
[鹿児島県] BOTANICANON(ボタニカノン) シトラスハーブボディーソープ
小学校を改装した工場で原料づくりから製品化まで一貫生産。食べ物のような化粧品を目指し、天然由来成分100%、ケミカルフリーです。「自然な香りがいいですよ」(門倉さん)
500㎖ 1,400円
ボタニカルファクトリー
電話/0994-24-3008
料理研究家・奥津典子さんおすすめのつくりのよい物
[長崎県] アイアカネ工房 ベビーロンパース肌着
オーガニックコットン100%。大きく開く衿や動きを妨げないつくりは産婦人科と共同開発。「体を温めるといわれるびわや抗菌作用のある藍で染色されています」(奥津さん)
80-90㎝ 藍染(写真右)、70-80㎝ 枇杷染(写真左) 各4,600円
アイアカネ工房
電話/0957-60-4234
[長崎県] 吉永製作所 ヒノキのまな板
五島灘の厳しい環境で育つヒノキは細かな木目が特徴。天然のヒノキを自然乾燥させ、鉋でていねいに仕上げたまな板。「程よい弾力と厚みで疲れず、抗菌作用もあります」(奥津さん)
Mサイズ 2,100円、Lサイズ 3,000円
吉永製作所
電話/090-1923-2052
デッセイスト/スタイリスト・吉本由美さんおすすめのきじ馬と花手箱
[熊本県] 宮原工芸 きじ馬・花手箱
球磨地方に逃れた平氏がつくり始めたという工芸品。男児の成長を願うきじ馬は「どこかモダンな感じ」、山椿が描かれた花手箱は「子供のころ、宝物を入れていました」(吉本さん)
きじ馬5号(20㎝) 910円、花手箱4-A号(14×18×9㎝) 1,364円
宮原工芸
電話/0966-23-3070
ご推薦いただいた方々
料理研究家 門倉多仁亜さん
かどくら・たにあ 兵庫県生まれ。ロンドンのコルドンブルーでグランディプロム取得。2009年には鹿児島県に家を建てる。著書に『タニアのドイツ式部屋づくり』(ソフトバンククリエイティブ)。
料理研究家 奥津典子さん
おくつ・のりこ 東京と長崎育ち。2003年より organic baseを、2019年からオーガニック直売所タネトを、夫と主宰。1男2女の母。著書に『奥津典子の台所の学校』(WAVE出版)。
エッセイスト・スタイリスト 吉本由美さん
よしもと・ゆみ 熊本県生まれ。セツ・モードセミナー卒業後、女性誌で雑貨・インテリアのスタイリスト、ライターとして活躍。現在は熊本県在住。著書に『みちくさの名前。雑草図鑑』(NHK出版)。
<撮影/山川修一 スタイリング/鍵山奈美 取材・文/古庄 修 撮影協力/AWABEES・UTUWA>