(『天然生活』2021年1月号掲載)
自分たちの手でつくる暮らしに満たされる、3度目の冬
「自分たちでできそうなことは、まずはやってみたいんです。やってみてどうしても無理なら、プロに依頼すればいいと思って」
そう話すのは、BESSの木の家「ワンダーデバイス」に住み始めてから、3度目の冬を迎える臼井さん夫妻。
野菜や果樹が実る家庭菜園に、薪の確保、外構の工事や庭の芝生の敷き込みまで、自分たちの手で暮らしをつくる楽しみを満喫しています。
「畑は耕運機を買って土を耕すところから。野菜は苗ではなく、種を発芽させて育てています」と奥さまの和美さん。
失敗もありますが、うまくいったときのうれしさはひとしおなのだそう。
賃貸住まいのときには難しかったDIYにも挑戦し、置くものに合わせた壁付けの棚にダイニングテーブル、リビングのローテーブルなど、次々に製作していきました。
手を動かして何かをつくったり、動物や植物を育てるのが好き、という和美さんは、「ここはその両方を心おきなく楽しめる、私の理想の場所ですね」と笑います。
家での過ごし方も大きく変化しました。
天気がいい休日はウッドデッキで朝食をとったり、畑仕事や薪割りの合間のティータイムを楽しみ、夜には庭で摘んだミントをたっぷり入れたモヒートやこだわりのウイスキーでのんびりと家飲み。
薪ストーブで焼いたピザをつまみつつ、育てたい野菜や、もともと敷地内にあった井戸の再生など、これからやってみたい住まいのあれこれについてふたりでおしゃべりするうちに、ゆっくりと時間が過ぎていきます。
3人のお子さんのうち、上のふたりは独立。末っ子は高校生。
夫の優樹さんは、子どもたちの成長に思いを馳せながら、「巣立った彼らがたまに帰ってきたときに、この家を楽しんでくれたら」と話します。
やりたいことをひとつひとつかなえている臼井さん夫妻。
年月とともに、ふたりの暮らしへの想いがふくらみます。
BESSの木の家「WONDER DEVICE(ワンダーデバイス)」
「クールな箱型の外観、開放的で木の温かみを感じさせる室内。展示場で『ワンダーデバイス』を見て、自分たちの暮らしがイメージできました」と臼井さん夫妻。
想像力をかきたて、自分たちがやりたいことをどんどん形にしたくなる家。
それが、「ワンダーデバイス(挑む装置)」です。
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BESSでは現在、2万棟達成を記念したフェスタ『とことん、「住む」より「楽しむ」』を開催しています。
実際のBESSオーナーである「LOGWAYコーチャー」から暮らしの本音を聞ける特別なフェスタです。
詳しくは特設サイトをご覧ください。
https://www.bess.jp/campaign/2020fw/
提供/BESS
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
〈撮影/飯貝拓司 取材・文/村山京子〉