• 編集者・ライターとして活躍する一田憲子さん。自身の著書『日常は5ミリずつの成長でできている』では、無理せずに自分流で暮らす365日が丁寧に紹介されています。今回は、モーニングルーティンの更新についてです。
    (『日常は5ミリずつの成長でできている』より)

    モーニングルーティンの更新を

    YouTubeで「モーニングルーティン」というコンテンツが流行っているということを知ったのは、ごく最近のことです。検索してみると、いろんな人が朝のルーティンを紹介していておもしろい。ということで、動画ではないけれど、ワタクシのモーニングルーティンをご紹介してみます。
     
    5時頃起床。這うようにしてバスルームまで行ってお風呂に入ります。半身浴20分ぐらい。その流れでお風呂掃除を。髪の毛を乾かしている間、キッチンでお湯を沸かします。

    前の晩に分解して洗って乾かしておいたポットにお茶を淹れます。もうひとつのポットには、夫が起きたらコーヒーを淹れてくれます。わが家の朝のキッチンには、いろいろなものが乾かしてあります。

    ブルーの古い鍋は、キッチンクロスやふきんを煮沸した後に乾かしておいたもの。ブラシ、スポンジ、たわしもすべて吊るして乾かして。排水口のトラップも洗って乾かしてあるので、これらをすべて元の位置にセットします。

    まずは鉄びんで沸かした白湯を飲んで。洗濯機を回している間にストレッチ&筋トレをします。
    筋トレメニューは次の通り。

    寝転がって足を抱え込みながら上半身を起こす 10回。
    ひねりながら上半身を起こす 10回。
    まっすぐに寝てから、ゆっくり体を起こしてまた寝る 10回。
    肩甲骨を伸ばすストレッチ。
    肩甲骨回し。
    スクワット 30回。

    前の晩に拭いて机の上に並べ、乾かしておいた食器を食器棚にしまいます。
     
    仕事部屋のアロマディフューザーをキッチンまで運び、残っている水を捨て、新しい水を入れてから好きなアロマを2〜3滴。柑橘系の香りが好きなので、レモングラスやオレンジの香りを選びます。マグカップに熱いお茶を注ぎ、それを持ってパソコンの前に。ラジコを立ち上げ、月曜日〜木曜日はFMのJ-Waveを。週末は好きなラジオ番組がないのでiTunesで音楽を流して。ブログを書き始めます。
     
    もちろん、忙しい日はストレッチをパスしたり、お茶を淹れる暇もなくバタバタ出かけたりすることも。でも、一連のこの流れを踏むと、スムーズに一日が始まる気がします。このルーティンに落ち着くまで、随分いろんなことを試しました。朝イチに掃除をしていたこともあるし、かなり長い間、朝ウォーキングを続けていたけれど、今は筋トレになりました。

    やめたこともあるし、きっとこの先また誰かの習慣を真似して、新しいことを始めることもあるかと思います。そうやって、常に更新し続けることが、暮らしの楽しさだなあと思うのです。

     

    (本記事は『日常は5ミリずつの成長でできている』(大和書房)からの抜粋です)


    画像: 日常は5ミリずつの成長でできている|一田憲子さんが実践するモーニングルーティンの更新

    一田憲子(いちだのりこ)
    1964年京都府生まれ兵庫育ち。編集・ライター。OLを経て編集プロダクションへ転職後、フリーライターに。暮らしまわりを中心に、書籍・雑誌で執筆。独自の視点による取材・記事が人気を得ている。『暮らしのおへそ』(主婦と生活社)では編集ディレクターとして企画・編集に携わる。著書多数。近著に『ムカついても、やっぱり夫婦で生きていく』(エムディエヌコーポレーション)、『うちでごはん』(扶桑社)がある。
    https://ichidanoriko.com/


    『日常は5ミリずつの成長でできている』(大和書房・刊)

    『日常は5ミリずつの成長でできている』(一田 憲子・著/大和書房・刊)

    本書は、「暮らしのおへそ」編集ディレクター・イチダさんが、暮らしの中での発見と工夫を一年を通して綴った実践録です。時には落ち込んだり、壁にぶち当たったりしながらも、 それでも前を向いて、日々を乗り越えていく。無理せず、今の自分と向き合い、毎日少しずつ成長していく。そのリアルな様子には、これからの暮らしの助けになるヒントがたくさん詰まっています。 日常を大切に生きていきたいと願うすべての人に読んでいただきたい一冊です。

    『日常は5ミリずつの成長でできている』(一田 憲子・著/大和書房・刊)



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