「ガラス」が日用品の生活感をほどよく包む
たとえば洗面台の上は、生活感が漂いやすい場所。
化粧品の瓶や歯磨きなど、空いたスペースについ置きっぱなしにすると、ごちゃごちゃになってしまいがちです。
では、雑多なものをシンプルなガラスの容器にしまってみると、どうでしょうか。
BEFORE
↓
AFTER
中のものはすべて見えていますが、すっきりまとまりました。
収納のポイントは、透明な素材で緩やかに囲って、まとめること。
「ショーウインドウのように、ガラス越しにものを見せることで、日用品から漂う生活感をうまく包み込み、中のものをすっきりと、素敵にまとめてくれる効果があるんです。中身が見えない容器を使っても見た目にはすっきりしますが、使い勝手の面では明らかに差が出てきます」
収納としてのガラスの容器は、見た目だけではなく、とても実用性に優れている、とみつまさん。
「中身が一目瞭然なので、ものが行方不明になることもありません。また、持ち上げればさっと拭けるので、洗面台の掃除もスムーズ。汚れたら手軽に洗えるので、きれいに保てるのも便利なところです」
さらに、中身が見えている状況が、きれいにする動機付けに。
「目がとまりやすいので、自然ときれいにしようとする意識が働いて、ものの量を減らすことにも見直しにつながります」
◆収納に使ったガラス容器は…
イケア シリンデル 花瓶/ボウル3点セット
『天然生活』6月号のP.46~50に、環境の負荷も少なく、洗練されたデザインと日々の実用性を兼ね備えた収納用品をみつまともこさんにご紹介いただいた『暮らしにやさしい収納用品』が掲載されています。ぜひご覧ください。
<スタイリング/みつまともこ 撮影/滝沢育絵 取材・文/秋山香織>
みつまともこ(みつま・ともこ)
ディスプレイデザイナー、インテリアスタイリスト。衣食住にまつわる、ショップなどのディスプレイデザインや、雑誌・書籍などでのスタイリング、飾り方などのアイデア提案などで活躍。著書に、『暮らしの図鑑 ガラス』(翔泳社)amazonで見る プライベートでは、夫と小学生の娘の3人暮らし。
https://www.mitsumatomoko.com/
インスタグラム:@mitusmatomoko