愛犬ベルとの散歩が我が家の日課に
生まれて初めての散歩
繁殖犬として生きてきたベル。わが家に初めて来た日、ドッグトレーナーである弟がベルの肉球を見て「めちゃくちゃキレイやわ。やっぱり散歩行ったことないやろうな」と言っていました。
実際私も見てみたら、黒い肉球は傷もなくツルツル。ある程度想像はしていましたが、やはり初めての散歩では見るものすべてに怯えていました。
少しの物音にもビクッとなったり、通る車やバイクにも警戒したり、とにかくなかなか進まない散歩だったと思います。
それから毎日、朝5時30分に夫が、子どもたちが学校に行った後は私、そして夕方子どもたちが帰ってきたらみんなで散歩に行くことが我が家の日課になりました。
ベルが私たち家族にも慣れてもらえるように、毎日交代でリードを持って散歩。
そうしているうちにベルも車やバイク、物音にも少しずつ慣れてきて、散歩もスムーズに歩けるようになりました。
雨の日は「散歩に行きたくない」?
そんな毎日を過ごしていたある日。朝からあいにくの大雨。玄関で散歩に行く用意していると、さっきまで側にいたはずのベルがいない。
「ベル~散歩行くよ~」と何度声をかけても来ないのでリビングに戻ってみると、ソファの上に座って動こうとしないベル。
「ほら、散歩行くよ!」と何度言っても動かないので、仕方なくリードをつけて玄関まで連れて行くと、ここでまさかの「階段降りたくない」のポーズ!
前足、後ろ足を使い全力で踏んばって、何がなんでも散歩に行きたくないアピール。
こんなベル、初めて見たので思わずみんなで大笑い。でも、そういうわけにはいかないので、リードを少し引っぱって階段を降りてもらい、数分の格闘の末、無事、散歩に行くことができました。
小雨の日はレインコートなしで散歩に行きます。雨が体に当たるからいやかな? と思いきや、歩き出したらもう気にならないのか普通に歩きだします。
大雨の音がいやなのかな? それともあきらめてるのかな? 理由は今だによくわかりませんが、濡れるのはあまり好きではなさそうです。
そしてベルのような耳の垂れた犬種を初めて飼って知ったことが。
散歩中、地面のにおいを嗅ごうとすると、耳が地面に着くんです。
そのまま耳を引きずって歩くので“道路を掃除してる?”ってくらい耳が汚れるんです。散歩の最中、耳に枯葉がついてることは日常茶飯事。
雨の日は特に汚れるのでなにか対策ないかな?と探していたとき、垂れ耳の犬用のスヌードの存在を知り、すぐさま手づくりしました。
でもこれをベルが着けて散歩をすると、周りの人にジロジロ見られるんです(笑)
私もこんな便利なグッズがあるとは知らなかったので、見てしまう気持ちもわかるんですけどね。
ときには仲良し犬バディとのお散歩も
仲良しのバディともよく一緒に散歩します。
(バディは弟の飼っている元保護犬のトイプードルです)
マイペースなベルは、横にバディがいてもあまり気にしていない様子でいつもと変わらず。
それでもやっぱり一緒にお散歩できる仲間がいるとなんだかうれしそうですね♪
大きな公園での散歩はいつもと様子が違うベル。
いろいろなワンちゃんがいるし、いろんなにおいがするので、あっちに行ったりこっちに行ったりと大忙しです。
でもあまり体力がないのか、すぐに休憩するので(笑) 同じく体力のない私にはちょうどいい散歩です。
雨の日も雪の日も、散歩は家族みんなで
ベルの散歩は夕方と休日のみ、子どもたちも一緒に行きます。
本当は私一人で行った方がラクだったりするときもありますが、
「犬を飼ったら毎日の散歩は絶対に行くこと。雨でも雪でも暑くても寒くても。」
その約束をしたので、一人で行かず必ずみんなで一緒に行きます。
ベルは外で排泄するように教えたので、自分の意思だけではトイレに行けません。誰かがリードをつけて、玄関を開けて連れていってあげなきゃ行けない。
生き物を飼うということの“責任”のひとつである“散歩”、“排泄のお世話”を息子たちと一緒にすることで、改めて命の重さを実感したようです。
ベルに教えることもあるけど、ベルから学ぶこともまだまだたくさんある我が家です。
tomooo.25
夫、双子の男の子、元保護犬ベル、キンクマハムスターの4人+2匹暮らし。自宅の家具をほぼすべてDIYでカスタム。休みの日は家族でDIYをしたり、釣りやキャンプに行ったりとアウトドアが大好き。ベルを迎えてからはベルとの朝夕の散歩が毎日の日課。DIYのアイデアや、家族やベルとの暮らしについてinstagramやブログで日々更新中。
インスタグラム:@tomooo.25
ブログ:https://profile.ameba.jp/ameba/tomooo-25/
犬を飼いたいと思ったときに、ペットショップで「買う」だけでなく、保護犬を「迎える」という選択肢もあるということを広く伝えたい。そんな思いから生まれた1冊です。
保護犬を実際に迎え入れた方々の、ありのままの暮らしを楽しく伝えることで、保護犬たちの魅力を伝えるとともに、少しでも保護犬を迎えるきっかけとなればと願っています。