• 手を動かして季節を楽しむためのアイデアを、愛媛で小さな自給自足の日々を送る池田じゅんみさんの暮らしを通して紹介します。あっという間に過ぎ去る季節。いましかできない楽しいあれこれ、やり残していませんか? 今回は、梅雨でも楽しいお茶時間のお話です。

    梅雨の季節に思うこと

    こんにちは。愛媛で小さな自給自足の暮らしを楽しむ、池田じゅんみです。

    都市暮らしのときには、梅雨時期は洗濯もできないし、じめじめしているし、億劫に感じていましたが、小さな自給自足の暮らしに切り替えてからは、土の奥深くまで雨水が浸み込んで植物をしっかり潤す「恵みの雨」なんだと思えるようになりました。

    梅雨があるからこそ真夏に耐えていけるのですね。

    今回は、そんな雨の日でも楽しい、わが家のお茶時間のお話しを。

    画像: お気に入りをまとめた、キッチンのお茶のコーナー

    お気に入りをまとめた、キッチンのお茶のコーナー

    画像: 右は摘んで乾燥させておいたジャスミンの花、左は弱火でじっくり炒った麦

    右は摘んで乾燥させておいたジャスミンの花、左は弱火でじっくり炒った麦

    6月に楽しむ、わが家の手づくり歳時記

    大好きな、春菊の花茶

    庭の畑では、野菜の花も見ることができます。身近で慣れ親しんでいる野菜もどんな花を見せてくれるのかとても興味深いんです。

    なかでも春菊の花は黄色いグラデーションがかわいくて家に飾ったり、お茶にして飲んでみたりと、最後まで楽しめます。ベランダ菜園をしていた頃の過去の私に声が届くなら「春菊がおすすめ!」と伝えたいです。

    池田家の花茶のつくり方はいたって簡単。花を摘んで、洗って、お湯を注ぐだけ。見た目も美しい、香り豊かなお茶が完成します。

    画像: 庭のテーブルにて、春菊の花茶でほっと一息

    庭のテーブルにて、春菊の花茶でほっと一息

    毎年つくる、ジャスミンティー

    過去に訪れた香港で、ジャスミンティーのおいしさに感激し、家でもつくれないかなあとやってみたことが始まりです。手に入りやすいハゴロモジャスミンを使って(一般的なのは茉莉花という品種)、毎年つくっています。

    茶葉のつくり方のコツは、完璧に乾燥させること。私は、2カ月ぐらい、日干ししています。

    海外のお茶は、土地によって味も見た目もさまざまで、選ぶのも楽しいし自給自足のヒントをもらえたりします。

    画像: 摘みたてのハゴロモジャスミンの花。芳香がとても強くて華やかで甘い香りは数軒先まで届きます

    摘みたてのハゴロモジャスミンの花。芳香がとても強くて華やかで甘い香りは数軒先まで届きます

    画像: ジャスミンの摘みたての花の香りを緑茶などの茶葉にうつすのが正解のようですが、カビが気になるので個別で乾燥させて、飲むときにブレンドする方法で楽しんでいます。ベースの茶葉は息子も大好きな文山包種茶

    ジャスミンの摘みたての花の香りを緑茶などの茶葉にうつすのが正解のようですが、カビが気になるので個別で乾燥させて、飲むときにブレンドする方法で楽しんでいます。ベースの茶葉は息子も大好きな文山包種茶

    画像: 夏はアイスで楽しみます

    夏はアイスで楽しみます

    初めて麦茶をつくるの巻

    農家さんから収穫後の麦わらを分けていただき、麦茶づくりに初挑戦しました。

    穂先の麦を集めて、炒るだけ。できた量はわずかですが、香りも見た目もしっかりと麦茶で、味も上々です。思ったよりも時間はかかりましたが、わくわくと、とても楽しい時間になりました。

    ほかにも、藁のストローでドリンクを飲んだり、ヒンメリの飾りをつくってみたり(まだ途中ですが)と麦わらを堪能。う〜ん、麦栽培もいいなあ。

    画像: 麦茶づくりの実験。お手製の竹のスプーンも使って

    麦茶づくりの実験。お手製の竹のスプーンも使って



    池田じゅんみ(いけだ・じゅんみ)

    山愛好家。愛媛で家族と共に小さな自給自足の日々を送り、その様子をインスタグラムから楽しく発信。
    Instagram:@junmiikeda



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