• 手を動かして季節を楽しむためのアイデアを、愛媛で小さな自給自足の日々を送る池田じゅんみさんの暮らしを通して紹介します。あっという間に過ぎ去る季節。いましかできない楽しいあれこれ、やり残していませんか? 今回は、畑から生まれる献立づくり。カロリー少なめ、レタスシュウマイのお話です。

    小さな畑を眺めながら献立を考える

    みなさんこんにちは。愛媛で小さな自給自足を楽しんでいる池田じゅんみです。

    わが家には、庭の日当たりのよい場所に駐車場1台分ほどの小さな畑があります。畑は少量多品種の野菜でいつもぎゅうぎゅう。

    栽培中の冬野菜は大根、白菜、レタス、キャベツ、かぶ、ほうれんそう、小松菜、にんじん、高菜、チンゲン菜、水菜、春菊、ブロッコリーなどなど。一見、植えてない場所があるように見えるところも、にんにくや、らっきょう、アスパラガス、ニラなんかが土の中にいます。

    こんな小さな畑でも、工夫すれば家族3人食べる分には十分ということも経験から分かりました。

    いまはさらに、山の畑のお手伝いもしながら「山暮らし」を学ばせてもらっていることもあり、新鮮な野菜がいつもそばにある安心と幸福を日々感じながら暮らしています。

    今回はそんなたっぷりの冬野菜でつくる、定番料理のベジ皮シュウマイの話をしてみたいと思います。

    画像: 庭の小さな畑。冬野菜は背丈が低い葉物野菜や根菜が中心。手前の土はコンポスト

    庭の小さな畑。冬野菜は背丈が低い葉物野菜や根菜が中心。手前の土はコンポスト

    畑仕事でひらめいた、レタスでシュウマイ

    きらり〜ん。

    ある日、畑でゆっくり育つ葉物野菜たちを眺めていたら、ふと思いついたベジ皮シュウマイ。

    「シュウマイの皮ってロールキャベツのように葉でくるめばできるのでは!?」

    で、早速試したところ、簡単すぎて拍子抜け。

    「これなら、せいろの中で皮同志がくっついてやぶれることもないし、ヘルシーだし、皮も自給自足できるー!」

    うれしい大発見以降は(大げさ)、キャベツ、小松菜、高菜、レタス、なんでも試しました。

    餡を包める大きさがあれば、お好みの野菜が使えると思います。ある日のレタスを皮にしたのがこちらです。

    とっても簡単! 「レタスでシュウマイ」のつくり方

    STEP1 餡をつめる

    【ひと言メモ】 事前に、レタスの葉は、お湯にさっとくぐらせてしんなりとさせておく

    画像1: とっても簡単! 「レタスでシュウマイ」のつくり方

    片手を軽く握った形にレタスを置いてくぼみをつくり、餡をつめる

    STEP2 レタスで包む

    【ひと言メモ】 レタスは、クルクルと巻き付けるだけ

    画像2: とっても簡単! 「レタスでシュウマイ」のつくり方

    こんな感じに形を整える

    STEP3 セイロに並べる

    【ひと言メモ】 小さなセイロを使えば、蒸した後は、そのままテーブルへ

    画像3: とっても簡単! 「レタスでシュウマイ」のつくり方

    包めたものからセイロに敷き詰めて蒸します。わが家では、台湾で買った小さなセイロを使っています。直径14cmのもの。

    STEP4 蒸す

    【ひと言メモ】  わが家ではストーブで

    画像4: とっても簡単! 「レタスでシュウマイ」のつくり方

    わが家ではストーブを使います。餡に火が通るまで待つ。

    料理中はいつもストーブトップがお鍋とケトルでいっぱい。おしくらまんじゅう~

    STEP5 薬味を準備

    【ひと言メモ】 数カ月寝かせておいたしょうがを「根しょうが」といい、黄色に色づき辛味が増す

    画像5: とっても簡単! 「レタスでシュウマイ」のつくり方

    蒸している間に、秋に収穫して保存していたしょうがを皮ごと千切りにしておきます。

    完成

    【ひと言メモ】 わが家のつけダレは、酢:しょうゆは=1:1

    画像6: とっても簡単! 「レタスでシュウマイ」のつくり方

    タレに、からしと千切りしょうがをトッピング。

    少々蒸しすぎてもほとんど失敗がないのは、おおらかな蒸し調理の良いところ。

    出来立て熱々のジューシーなシュウマイをほおばる幸せ、今晩のおかずにいかがでしょう。



    池田じゅんみ(いけだ・じゅんみ)

    山愛好家。愛媛で家族と共に小さな自給自足の日々を送り、その様子をインスタグラムから楽しく発信。

    Instagram:@junmiikeda



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