• 長寿化が進み、人生100年時代と言われる現代。そんななか、多くの人が感じるのが「経済面での不安」です。そんな不安を解消するヒントとなるよう、『ゆとりある日々を過ごしている人の素敵なお金の使い方』(扶桑社)で紹介している、年金とパート勤務で一人暮らしを楽しむ、ショコラさんの家計簿と暮らしを覗いてみました。

     

    長生きを楽しむために知っておきたいお金のこと

    画像: 長生きを楽しむために知っておきたいお金のこと

    お金がなければ、人生は幸せには生きられない。ゆえに、せっかく長生きすることを「リスク」と、とらえている人も多いのではないでしょうか。

    そこで、お金としっかりと向き合い、心豊かな暮らしを送る女性たちにフォーカスを当て、それぞれが行う生活の工夫を、写真とともに紹介する『ゆとりある日々を過ごしている人の素敵なお金の使い方』から、ショコラさんの一人暮らしを覗いてみましょう。

    ショコラさんは、60歳から始めたブログ『60代一人暮らし 大切にしたいこと』が人気。40代で夫と離婚後、パート主婦から営業ウーマンに転身。退職した現在は、年金とパート勤務で得られる収入で、予算月12万円の一人暮らしを楽しんでいます。

    ショコラさんのお金のざっくり管理術

    画像1: ショコラさんのお金のざっくり管理術

    一番に気になるのがお金の管理。ショコラさんの場合、毎月の生活費の上限12万円に抑えるため、様々な工夫を行っています。

    まず、毎月の生活費は、マンションの管理費や光熱費、保険などの「固定費」と、食費や交際費などの「変動費」に分割。その「変動費」も、「食費」と「その他」をそれぞれ別の財布に入れることで、“ざっくりと管理”します。細かな家計簿はつけず、支出を100円ショップの出納表に“ざっくり”記載するだけ。

    画像2: ショコラさんのお金のざっくり管理術

    そのほか、ネット決済でカードを使用した際は、その金額分の現金を財布から銀行へと移動。自分の負担にならないように、神経質になりすぎず、“ざっくり”管理するのがポイント。これらをストレスなく実践することで、月々の支出を12万円以内に抑えることができるのだとか。

    日々の違和感を放置しないことが大切

    画像1: 日々の違和感を放置しないことが大切

    参考にしたいのは、ショコラさんが暮らしの中に取り入れる考え方の数々です。

    そのひとつが、「運まかせにしないこと」。そして、「いきなり生活を大きく変えることはできなくても、日々の暮らしを少しずつ見直し続けること」

    日々の暮らしで違和感を抱いても、つい多くの人は「そのうちなんとかなるでしょ」と放置してしまいがち。でも、一人暮らしをしている以上、自分が動かないと現状は変わらないため、運任せにせず、改善できる部分は自発的に変えるしかありません。

    お金をかけずとも好きなことをあきらないためには、常に快適な生活を自分で作る意識を持つことが重要なのです。

    画像2: 日々の違和感を放置しないことが大切

    周囲の人にはちょっと相談しづらい「お金の話」。お金をかけずとも、ゆとりある日々を過ごす人々が実践する工夫を知ることで、この先に訪れる未来がより楽しく、豊かなものに変わるはずです。

    『ゆとりある日々を過ごしている人の素敵なお金の使い方』では、生活費1日1000円で暮らすエッセイストの小笠原洋子さんや、家計簿で素敵なくらしを実現する染織講師のいしだてまさこさんなどが登場。それぞれの女性たちが送るていねいで工夫あふれる暮らしぶりを、たくさんの写真と具体的な1ヶ月の支出リストとともに紹介しています。


    発売日:2021年12月7日

    定価:本体1200円+税

    判型:AB判

    発売元:株式会社 扶桑社



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