3度のメシと猫が好きな漫画家、大盛のぞみさんの「sippo」での連載をまとめた初の猫4コマ+エッセイ『やっぱ猫じゃけぇ』(扶桑社)から、「かいがいしく魚卵姉妹を世話する夫に感謝できないワケ」を公開。夫、バブ夫がふと放った本音とは?
エキゾチックショートヘアの魚卵姉妹を我が家に迎えるまで、「流涙症(りゅうるいしょう)」というものを私は知りませんでした。
イクラは目がいつもウルウルッとしてるな、くらいなのに対して、タラコはちょっと放っておくと涙と目ヤニで目の周りが茶色くなってしまいます。
気がついたときに人間がおめめ周りを優しくティッシュで拭いてやらなければならないという、ちょっぴり手がかかる猫、タラコ。
そんなタラコを「絶対この子、野生で過ごせないじゃーん、姫っぽ~~~い♡」と大切にするのがバブ夫。
タラコに限らず、全猫の目ヤニやあごニキビ、爪の状態も毎日チェック。
ありがたいんだけど、嫁の誕生日や結婚記念日などをスルーし続ける人と同一人物とは、とても思えない。
「人間の女のめんどくささに比べたら、猫の世話なんてご褒美みたいなもの」とまで言い切ったバブ夫。
アンタの身の回りの人間の女なんか、私と娘しかおらんやろがい!!
人間の本気のめんどくささを全開で見せつけてやるときがキタ!!!!
そんな気がしています。