• お笑いコンビ、たんぽぽの白鳥久美子さんは、おばあちゃんっ子だったこともあり、「ばあちゃん仕事」に憧れ、愛してやみません。今日も、手を動かして、暮らしをつくる。白鳥さん流の「楽しい小さな暮らし」をご紹介します。今回は、仕事のロケで、ステンドグラスのペンダントづくりに挑戦します。

    手を動かしていると、余計な雑念が消えていきます

    新たな趣味をみつけませんか? というご提案をいただいてロケに行ってきました。

    ステンドグラスをつくるそうです。

    ステンドグラスっていいですよねぇ。光が差し込んで床に色とりどりの模様が落ちる様子なんて、うっとりします。

    ヨーロッパの教会のステンドグラスを移築して展示しているという小さな美術館に行ったことがあります。そこで初めて大きな作品を見たのですが、本当にここから天使が出てくるんじゃないかと思うほど、まばゆくて驚きました。

    晴れの日と曇りの日でも見え方が違うし、なんなら毎日少しずつ違うと聞いて、ますます興味が湧きました。

    私という人間は、色々とやりたいことはあるけどなかなか長続きしません。続いているのは家庭菜園くらいです。それも引っ越ししてからはベランダが狭くてできずにいます。

    画像1: 手を動かしていると、余計な雑念が消えていきます

    今は家庭菜園もやりたいし、なんなら畑を借りたいし、ピアノを練習したいし、トランペットもまた復活させたいし、機織りもしたいし、梅干しもつくりたいし、味噌もつくりたいし、ミシンも使ってみたいし、ケーキも焼きたいし、洗面所の床もDIYしてみたいし、本ももっと読みたい。

    このように、やりたい欲望がたんまりありすぎるが故に、脳内でシミュレーションしただけで終わってしまうことが多々あるのです。

    そんな私を知ってか知らずか、うんちくは飛ばしてすぐさま体験させていただけることに。

    ステンドグラスでペンダントをつくります

    まずは石を選びます。模様がある石、透明な石、色のついた石、半透明な石、丸い石、色んな石を手に取って眺めているだけでワクワクしました。

    これはあれです。小さい頃に砂場で何か出てこないか探していた感覚に似ていて、とっても楽しいんです。

    石を選んだらなんとなく形を決めて、石の周りを削って銅のテープを1つ1つの石に巻いて、はんだ付けをしていきます。

    最後にちょいとお化粧をしたら出来上がり。なんともまぁ、ステキな輝きのペンダントができました。

    画像2: 手を動かしていると、余計な雑念が消えていきます

    私は黙々と我を忘れるような作業が大好きなんです。手を動かしていくと、余計な雑念が消えていきます。

    脳内がヒマだからなのか、なにか考えていないと不安なのか、とにかく色々と渦巻いている雑念。消えろと思うほど存在感を増してくるどうしようもない考え。そんなものが手を動かしていると、本来の小さい姿に戻っていくようです。

    画像3: 手を動かしていると、余計な雑念が消えていきます

    ステンドグラスを教えて下さった先生は、お子さんが小さい頃、ただでさえ忙しいのにお子さんが寝ている隙間を見計らってでもステンドグラスをつくっていたそうです。

    なんか分かります。こういう作業をした方がリセットできるんですよね。

    自分がつくったペンダントを陽にかざしながら、ランプシェードなんかつくれたら最高だなぁと、妄想している今日この頃です。



    画像4: 手を動かしていると、余計な雑念が消えていきます

    白鳥久美子(しらとり・くみこ)
    1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。



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